テクノポップ/近未来型アイドル

エレクトロガール☆duo(4ページ目)

2009年に「Post Perfume」という題で書きましたが、2010年の初記事は新連載「エレクトロガール」。先ずは、二人組特集です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ERIEZA ROYAL & ASAMIXJUICE


二人組の最後を飾るのは、この二人。発売される事自体知らなくて、某Perfumeファンの方から教えてもらいました。エコダムドというダムドをパロったようなバンド名の男女二人組が居ます。このユニットの片割れ、ERIEZA ROYALはエコダムドのドラムス&ヴォーカル担当。でも、どうしてエコなんだろう? 思想的にあんまりエコに思えないし・・・ファースト・シングル『江古田に堕ちた野郎ども』のタイトルから推測すれば、江古田(地名)のエコなんでしょうか? きっとそうだよね。いや、「臨死!! 江古田ちゃん」かも。

バキューム
そんなパンクなSM女王様でもあるERIEZAちゃんが、風俗繋がりでASAMIXJUICEとアイドルを演じてみたいという勢いで作ったのが、アルバム『バキューム』・・・明らかに、Perfumeを意識していて、それを包み隠さずしている処で好感度アップ。

裏側のジャケはSlits風
原曲として、ハードコアパンクな「れ・い・ぷ フィーリング」「セカンドガール NO.1」「ビンボー・インラン」という3曲があって、それらのリミックスを主役にして出来上がったのが、このアルバム。ご本人はもっとポップな曲にしたかったらしいですが・・・「れ・い・ぷ」の方は、Fantastic Explosionを率いるプロデューサーの永田一直が持ってきたカヴァーだそうです。他にも、Fantastic Explosionでも活動し、ふかわりょうのROCKETMANの制作にも関わってきた吉田哲人、AiraちゃんとかのリミックスもしているCHERRYBOY FUNCTIONなど強力な布陣が参加する事によって、確信犯的に下世話な暗黒テクノ化(一部、DEAD OR ALIVE)しています。

サーヴィスなのか嫌がらせなのか、その意図が分からないのですが、t.A.T.u.のほとんどカラオケボックスで一発録りしたようなカヴァーや、人前で聴けないトラック(音楽ではない)も収録していますので、お母さんや奥さんに隠れて聴いてください。

ちなみに2009年12月26日に新大久保EARTHDOMで行われたライヴが、このユニットしての最初で最後のライヴとなったとの事。

次回はトリオ特集です。
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