一日目は最長ライヴ
先生:
10月10日の大阪城ホールでは遂に新記録樹立しました。6時過ぎに始まって、終わった時に時計を見たら、9時半過ぎていましたからね。
研究生:
サンテレビ(関西ローカルのテレビ局)で阪神タイガーズの試合をフル観戦すると、ちょうどこのぐらいの長さになりますね。時間帯もほぼ同じ。
博士:
ライヴで「エコノミーシンドローム対策」が講じられるのは初めて見ました。終了後、なだれ込んだ飲み屋で一発目に出た言葉が「ながい~っ!!」でしたから。
先生:
ちょっと調べてみると・・・単体アーティストライヴとしてウルフルズが5時間という最長ライヴ記録を持っていたのですが、はなわが5時間5分で塗り替えたらしいです。でも、普通、3時間半のライヴはなかなか無いです。浜崎あゆみとかやっているみたいですけど。元々、3時間を切るライヴ時間がトークで想定外の3時間半に伸びたというのが、Perfumeらしい。
*沢田研二が行った東京ドームでのライヴ「人間60年ジュリー祭り」でで上上記の記録は塗り替えられたとの報告がありました(全80曲6時間45分)。
研究生:
意外な人が記録保持者なんですね(笑)。トークと歌とベースの音だけで5時間やりきったのかな・・・。
先生:
10月11日のライヴは予定通りに終わりましたから、10日の反省会で注意されたのでしょうね。前回の対談でも長いMCについては話題になりましたが、僕はそれほど批判的ではないのです。常識破りで、人によっては迷惑に感じてしまうこともあるでしょうが、なんだか憎めない。きっと、ボクタチは神様に試されてるんじゃないかと思うの(小公女風)。ぐだぐだトークは、Perfumeライヴのセットリストだと割り切ればいいのです。
博士:
2日目だけ見た人には申し訳ないですが、2日目は会話が何かシナリオ臭かったですね。金木犀ネタとかのっちの「みいつけた」ネタは完全割愛でしたから。
研究生:
僕の周りで10日のライヴを観た人たちの中では、トークの長さはやはり賛否両論のまま。ただし、僕個人の感想は、大阪のトークは愛媛よりも3人のキャラクターがよく出ていたような気がしました。お客さんのリアクションも積極的でしたし、いっぱい笑えましたねー。
先生:
あ~ちゃんは、名前を失念してしまいましたが、友人のキャバ嬢の話で引っ張りまくりました。そのキャバ嬢の口癖「理解なりぃ~」(=「了解しました」「分かりました」を意味する)を連発する人達が多くて・・・(笑)。
博士:
休明け、上司にうっかり使ってしまいそうになりました。
研究生:
10日のトークは「最近のPerfumeはこんな毎日」がわかるような展開で、ラジオを楽しむような感覚だったかも。テンポよくトークしたりお客さんをイジってくれるとやっぱり楽しいですね。
先生:
かしゆかは、荒木飛呂彦先生のマンガ「ジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険)」を盛んに勧めていましたね。チョコレイト・ディスコが「ジョジョ」のスタンド名(これは説明しにくいので、マンガを読んでください)に使われたというのは、ネットで見た覚えがありましたが、ライヴ時点では読んだことなかったのです。「ジョジョ」第7部の「スティール・ボール・ラン」にてスタンド名として「チョコレイト・ディスコ」が使われています。とても素直な僕は、第1巻から現在読み始めています。
研究生:
チョコレイト・ディスコのスタンド能力は、ジョジョ好きの友人曰く「腕に刻まれた座標軸のボタンを押すと、落下物(物質やエネルギー)をそこに落とせる」だそうです。先生が1巻から読み始めておられるのならば、このスタンドの登場は気が遠くなるほど先の話ですが・・・。
先生:
今回はかなりお客さんと絡んでいましたね。10日はかしゆかがビデオカメラで観客を写すと趣向がありましたが・・・あれも伸びた原因と判断したのか、11日はやめちゃいましたね。小さな子供とPerfumeコスの人達を中心に映していました。
博士:
順番に振ったほとんど顔見知りでした(笑)。先に紹介したおっさんコスプレイヤーの3人もね! 運よく3人花道真正面に陣取っていて、ずーっとビタドロポーズ取っているんですから・・・あ~ちゃんもいじらないわけには行かないでしょう。これは彼(彼女?)達にとってはプレゼントになったんじゃないですか!
先生:
少なくともライヴが押した理由は、のっちではなさそうです(笑)。
研究生:
あ、でも10日のライヴではのっちが放置プレイ状態でMCさせられるシーンがありましたよ。裏ハイライトの一つだったかも。
博士:
ステージ構成については私としてはちょっと不完全燃焼な感じもしました。オープニング選曲は今回のツアーでは当然としても、アルバムでシームレスな「love the world」をあえてはずし、ちょっと間の悪い無音を経て「NIGHT FLIGHT」に入る。で、その後すぐ「love the world」に入るわけですから別にあえてこの曲順である必要も無い気もしました。
研究生:
僕は「NIGHT FLIGHT」の方が、ライヴならではのサプライズが演出できたのではという受け取り方でした。どかーんと景気よく行こう!みたいな。でもこれは好みの問題かなーと。
先生:
ここは前回の対談で「NIGHT FLIGHT」を持ってきたのを好意的に解釈した発言と比べると、意見が真っ二つに分かれましたね。