■pandart sasanoooha『pandart sasanoooha』(2000年3月)
先生: |
pandart sasanoooha |
後でお二人が選んでいますが、あえてモーニング娘。は選びませんでした(笑)。たぶん、モーニング娘。の12インチ盤『恋のダンスサイト』(2000年2月)に収録の「恋のダンスサイト(PANDART SASANOOOHA Remix)」でpandart sasanooohaの事は知ったと思うんですよね。壊れたピチカートファイヴみたいなリミックス・・・それでこのpandart sasanooohaのデビューとなった12インチ盤も買ったんだと思います。「Dancing Queen」の人を食ったようなカヴァーが好きだったりします。その流れで、「傷だらけのローラ(PANDART SASANOOOHA REMIX)」を収録した西城秀樹の『bailamos2000』も買った覚えがあります。
▲Fumiya Tanaka『Unknown Possibility vol. 2』(2000年8月)
研究生: |
Unknown Possibility vol. 2 |
90年代の主流だったハードミニマルテクノのアイコンの彼が、本作のようなドープで地味なミニマルテクノを鳴らしたのは衝撃でした。しかし振り返ってみれば、ゼロ年代のディスコダブシーンの方向性とリンクしているようだったり、以降のピュアテクノやミニマルテクノが、ブルースのように内省的になっていくのも予見しているようだったり。本作に込められた「リズムこそがアンダーグラウンド。テクノはアンダーグラウンドへと戻る」というメッセージは、当時でも一聴して理解できました。個人的にはゼロ年代の指針となった作品です。以降に登場してくるアンダーグラウンド系のフロア物へすんなりと入っていけるきっかけにもなりました。