作曲の技法
ガイド:
SuperColliderを使う場合、作曲はどのような形でやるのですか?
Craftwife:
・・・がんばってやります。おそらく皆さんが想像されるような従来のやり方とは大きく異なっていて、楽器に当たるものと音楽的な構造を同時に作っていきます。音源は既製のシンセやサンプリングなどを全く使わずに、すべての音をゼロからSuperColliderで合成していくので、とても時間がかかります。ヴォコーダなどもFFTという技術を使ってSuperColliderで書いています。ある程度の音楽の固まりができたら、その音楽の曲想が失われる寸前まで、壊していきます。それからiPhoneでそれをどうやって演奏するのかを考えるところまでが一連の作曲作業です。と、説明してもよく解らないと思うので、今年はCraftwifeの音作りを体験できるワークショップ等を開くつもりです。
ライヴと今後の予定
ガイド:
Craftwifeについては、やはり僕も複製芸術でないライヴを見てみたいのですが、ライヴではだいたい何曲くらい、又は何分くらいされるのですか?
Craftwife:
あまり「曲」という概念がありませんが、強いて言えば、3、4曲を、15~30分程で演奏しています。これが体力のと集中力の限界です・・・。
Craftwifeライヴ風景 |
ガイド:
ライヴも含め、今後の活動予定などありましたら、ぜひ教えてください。Craftwifeコス発売とかはないのでしょうか?
Craftwife:
コス・・・欲しいですか(笑)? ご要望が強ければ考えてみます。ただし完全オー トクチュールなので、かなり高価になると思います。或はドイツ語やプログラミング、電子工作や縫製技術を習得して、メンバーに加入するのはどうでしょうか?
直近では、7/19(土)に名古屋で、チカチカさんが主催する「エレクトリック・パレード」というシリーズイベントの第一弾に出演します。最近の名古屋のテクノポップシーンは少しずつ盛り上がっていて、素晴らしいです。キュートなテクノポップのイベントなので、ピコピコテクノポップのお好きな方にはお薦めです。
その後は7月中に海外某所にてティッシュ配り、8/2(日)に岐阜のメディア・アートスクール・IAMASのイベントでライヴ、8/29(土)に、AppleStore札幌でのイベントに出演します。札幌はとても好きな町なので、楽しみにしています。
複製不可能な分、Craftwifeはお誘いいただければ世界中どこへでも飛んで行きます。いつかお会いしましょう。
◆エレクトリック・パレード
◆IAMASのイベント