テクノポップ/近未来型アイドル

近未来対談~Aira Mitsukiのバービー化問題(2ページ目)

月面の次は、バービー? ニュー・シングル『BARBiE BARBiE』で一見、ガーリー路線に突っ走っているように見えるAiraちゃんですが、その内容は深刻な絶望感に包まれた奥の深い内容!!!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Aira的ドールの解釈


博士:
人形というキーワードを純粋であどけない少女の象徴としてではなく、美しくしかも無機質で、ゆえ孤独から唯一逃避できる悲しい玩具、あるいは心を持たない、いや、心を持ったからこそ傷ついてしまった自分自身の象徴の様です。ロボットというのもAira的には同じ解釈ですね。

先生:
MEGは3,000枚限定BOXセット『MEG PREMIUM LIVE "PARTY"BOX』で、公式リカちゃん・MEGモデルを作って、ニューアルバム『BEAUTIFUL』では、PVのモチーフに使っていましたが、このAiraちゃんのバービー化現象は違う方向に行っている気がします。

博士:
ドーリーなルックスは一瞬MEGに近いものを感じますが、MEGが切ないメロディーラインと思わせぶりにキュートなPVのわりに、歌詞自体は日常風景であるのに対し、一見キッチュな映像に反してAiraちゃんの世界はきわめて深刻です。

先生:
バービーって着せ替え人形以外にもいろんなビジネス展開をしているんですね。バービーの日本公式サイトに行ってみると、部屋着、ルームシューズ、クッション、タオル、ランジェリー、はたまたブライダルにまで進出しています。

バービー日本公式サイト

博士:
やはり、こちらから、Airaモデルも出して欲しいです。
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