Aira棒
博士:
びっくりしたのは、その後の「COSMiC CHOPPER 」の赤い“Aira棒”。こんなん出るんですね!! 光らないけど、しびれる!!!
研究生:
「COSMIC CHOPPER」は隠れた(隠れてないのかな)名曲だと思います。 Aira棒というツールも交え、今回のセット内でも際立たせてくれたのは、とても嬉しく感じました。
ただ、この「COSMIC CHOPPER」の振り付けが、ちょっとエロすぎやしないかと。強すぎる“芸能臭”というか、場末感というか、うまく言えませんがAiraちゃんの狙っているイメージからすればちょっと違う印象もしますね。うーん、ライヴの現場だとまた違うのかなー。
ソロアーティストのライヴでよく採用されているのが、バックバンドメンバーのパーソナリティも際立たせることで、メインのアーティストをぽつんとしているように見えさせない手法。Airaちゃんもその方向で行くべきなんじゃないかなぁと思いました。
博士:
「Rock'n Roll Is Dead」以降のダンスパフォーマンス。なんと修道士を思わせるフードで登場。まるでフォースの暗黒面です。「帝国の逆襲」スタートです。
Airaちゃんのパフォーマンスを見てまず思ったのが、あまり作りこまないダンスもライヴには有効だなという点ですね。完成度の高いヘンタイ系ダンスは、顔の表情やアイコンタクトでリアクションできる砂被りで見せるには躍動感が伝わってきて良いのですが、万人規模のステージでは客の反応をよそに黙々と踊っている形になってしまう。その場のノリに応じて反応する余地を残しておくことも“アリ”ですね。
研究生:
ダンサーとの絡みは、今後もっと欲しいなぁと個人的には思いました。MCの時でもダンサーは後ろにいてあげるとか、Airaちゃんとダンサーがトークで絡むとか。
DVDトータルの印象では、ダンサーは自分のタスクを淡々とこなしているようにも見える。Airaちゃんのライヴを一緒に盛り上げるチームとしてのまとまりは見えづらく、ビジネスライクに感じてしまいます。このDVDを観てると、「ソロアーティストって大変なんだなぁ・・・」とも思ってしまう。“あえて全てを見せる”というTerukadoさん流のイメージ戦略かもしれませんが。
でも、ツアーのステージでは「ステージ上でのチームワーク」をもっとわかりやすく感じたいですね。結局、ライヴでの感動って、クリエイティブなコンセプトの余韻よりも、ぬくもりが感じられる何かを見せてもらえてこそ生まれるものだと思いますから。Airaちゃん、がんばれ!!
先生:
次にアルバムは7月22日発売の『PLASTIC』、加えて、『大人の科学』とタイアップした『Airaの科学CD』も6月17日に出るようで、今後の展開が楽しみです。たぶん、アルバム曲も盛り込んだ、8月より東名阪のライヴツアーが計画されていますので、ライヴが今後どのように変化していくか期待したいです。