Perfumeがテクノポップである意味
先生:さて、Perfumeについて想いや妄想を持っている人も多いと思われるE3!!!のメンバーとPerfumeをお題に対談しましょう。
E3!!!のメンバーの場合、リアルタイムでテクノポップとか体験していない世代だと思いますが、Perfumeがテクノポップ(エレクトロも含む)でなければ、Perfumeに意味はあると思いますか? アイドルでその路線をほぼキープしている稀有な存在なんですよね、Perfumeって。
タグチナオキ:
正直、テクノポップでなかったら興味を持たなかったんじゃ無いかと思います。初めて聴いたPefumeの曲が「チョコレイト・ディスコ」で、木村カエラさんのラジオがきっかけでした。確かあの日は木村カエラさんの番組の前に、杉作J太郎さんがアイドルの話をしていて、そこでも紹介されていた記憶があります(笑)。
先生:
木村カエラ効果テキメンですね!
タグチナオキ:
初めて聴いた時は本当に衝撃的で、アイドルがこんなの歌っちゃうんだ、これは凄い、と。アイドルだからと気にしないフリをしていたんですが、後日YouTubeで動画を見たらイチコロでしたね。その日から寝る時間を削って動画を見る日々がしばらく続きました(笑)。
班長:
Perfumeがステレオタイプな普通のアイドルソングを歌っていたとすると、僕はこれほどまでにPerfumeに入れ込まなかったかもしれません。Perfumeが持っているアイドルとしての泥臭い部分と、中田さんが持っている最新型のサウンドが化学反応を起こして現在のような状況になっているんだと思います。
Perfumeって僕から見るとすごくいびつなんですよね。Uffieさんみたいに洗練されているかというと、実は意外とそうでもなくて日本のアイドルとしてのフォーマットに則っているし、かと言って日本の他のアイドルのようにサウンドが今ひとつパッとしない(失礼ですみません)かというと、TobyさんがWIREで思いっきりスピンしてフロアが大爆発するレベルだし。
そういう意味で僕は先生の仰っている「稀有な存在」という意見に非常に賛同します。