分析分析学
博士:
単に記事への反発でなく、ライター達が何故そう考えたのか? 表層的にしろ、そう思われてしまう要因は何なのか?という点も考えておく必要はありそうです。
先生:
はい、分析分析学の権威としてはやはり、そこはポイントですね。
博士:
冷静に見て、武道館~紅白とむちゃな夢をかなえてきた彼女たちの今語る夢が「何時までも一緒・・・」的な内容に変わりつつある点には危惧感を抱きます。
先生:
博士のいつもの悲観論が始まりましたね。好きなものに対して、常に悲観的になる。
研究生:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Perfume Portfolio |
先生:
僕も、仕事なんで、買いました。
博士:
あくまでもチャイナ服研究家として、買いました。
話を戻しましょう。あえて言うならPerfumeの本質を知ったファンより、ブレイク後、悪く言うとお人形さんとしての彼女たちしか知りえないファンの方が圧倒的に多いと考えます。故、一部のマニアックなファンをがっかりさせても多くのファンの満足を得るほうが企業としては重要。本当にPerfumeの将来を危惧するファンを満足させる為に多くのファンをがっかりさせるような冒険をすることは、今となってはもう良策とは言えなくなって来たのではと・・・懐疑心を持ってしまいます。
例えば、アーティスト路線を目指して、メンバー各人が楽器を演奏したり作曲を始めたりすると、それはすでにPerfumeでは無いような気がする。また、再度アンダーグランドに戻っていくのも悲しい。
先生:
アイドルが自我に目覚めて、アーティストを目指すというパターンは、成功率が低いですね。特に、「私、ロックやります!」とかになると、勘違いの可能性大ですからね。アーティストなのにアイドルデビューしてしまったケースなら、考えられますが。ここは突破口が欲しいですね。
目指せ!世界標準
博士:
アイドルかアーティストか良く解らないまま、いわばそのいい加減で曖昧で薄いスタンスを維持したまま、さしてマニアックにもアンダーグランドにも走ることなく、トップアイドルをキープしながら、しかも世界的にも知名度を得た例としてかろうじて考えられるのはPuffyでしょね。Puffyの戦略は参考にすべきですよ。
やっぱり世界進出。これは重要なキーワードです。 逆に「今年消えそうなタレント」じゃなくて、「将来世界進出しそうなタレント」って言うお題だと各誌、あるいは同じライターだったとしても筆頭に「Perfume」を挙げてくるんじゃないかと思います。
先生:
以前、対談した「グラミー賞への道」構想ですね。僕も、代々木あたりで、あ~ちゃんに「Perfumeは今夏、ワールドツアーをします!」とか発表してほしいですね。そして、「先ずは、北欧から始めます!」ってね。