新作について
ガイド:では、新しいアルバム『Immolate Yourself』についてお伺いします。このアルバムは、エレン・エイリアンのBpitch Controlレーベルからのリリースとなりますね。以前、Ellenにもインタヴューした事があるんですが、このドイツのテクノ・レーベルからリリースすることになった訳は?
ジョシュア:
エレンが誘ってくれて、それに乗った。Bpitchはレーベルとしても大好きで、こんな機会はなかなかないから。すごく良かったと思う。エレンはレーベルをもうちょっと音響的にしようとしているんじゃないかな。僕らはそれにぴったりだと思うよ。
ガイド:
Telefon Tel Avivは世間的にはエレクトロニカというジャンルとなるんだと思いますが、現在のスタイルの音楽をする以前はどんな音楽をやったり、聴いたりしていたのですか?
ジョシュア:
もちろん、いつでもエレクトロニック・ミュージック。僕らは二人ともいろいろな音楽を聞いていて、ジャズ、カントリー、ヒップ・ホップ、クラシック、エレクトロ、、、あらゆる音楽に囲まれてるね。
ガイド:
Telefon Tel Avivを聴いていると、エレクトロニカの枠にはハマらない自由度を感じます。4曲目の「Helen Of Troy」などは、ロックなスピリットが伝わります。
ジョシュア:
うーん、エレクトロニック・ミュージックであるんだけど、まあテンポが早いし、今までの中では一番激しいかな。たいていの人にはちょっとつまらな過ぎるかも!もしロックだと言うのであれば、それはそうだし、それはそれで良しとしよう。
ガイド:
今回のアルバムを聴いていて、最高に強烈な印象が残ったのが、6曲目の「Stay Away From Being Maybe」です。今風に言えば、ファンキーなディスコ meets エレクトロニカみたいな表現になるんですが、この曲、中毒的なリズムと音の質感がとてもとてもYellow Magic Orchestra(YMO)的。めちゃくちゃにカッコいいーです。
ジョシュア:
その曲はハードなやつだね。気に入って貰えたのはうれしいね。もとはコーラスがなくてけっこう苦労したんだ。ビート、キーボード、サビのボーカル部分は出来上がっていて、そこでつまずいちゃってね。ビロングのターク・デートリッチが来て、とても良いんだけど、コーラスはボーカルでちょっとしたフックが必要だとアドバイスしてくれて、そこでチャーリーがサビのボーカル部分を思いついて、そのままレコーディングして完成したんだ。