テクノポップ/アーティストインタヴュー

Telefone Tel Aviv~シカゴ発(2ページ目)

YMOのメンバーも気に入っているらしいTelefone Tel Avivにインタヴュー! 新作『Immolate Yourself』に収録の「Stay Away from Being Maybe」は、激ヤバ・ファンキー・ディスコトロニカ!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ニューオリンズからシカゴへ

ガイド:
お二人は元々ニューオリンズ出身だそうですが、どうしてシカゴへ移ったのですか? 確かに、Tortoiseとかシカゴ音響派(日本ではそう呼ばれている)と呼ばれるアーティストが居て、しっくり来る場所なんでしょうか?

ジョシュア:
ニューオリンズの音楽に対する古典的なアプローチに飽き飽きしていて、違った形での表現がより受け入れられる場所や、音楽がよ り幅広い意味を持った場所に移りたかったんだ。当時のニューオリンズでは僕らはよく分からない事をやっている連中で、それもあってシカゴを拠点とするヘフティーと契約に至ったんだけど、違う都市に移った事は成功だったね。

ガイド:
ニューオリンズと言えば、ハリケーン「カトリーヌ」で多大なる被害を受けた地域ですが、ご家族、友人らは大丈夫でしたか?

ジョシュア:
大変だったね。チャーリーの家族はニューオリンズからかなり北に位置するゴンゼールスに住んでいたから、洪水の被害はそれほどでもなかった。僕の両親は大丈夫だったけど、家が相当被害を受けて、何ヶ月も修理にかかった。それもあって彼らはまた一緒に住めたけどね。僕の姉と彼女の旦那は家を失って、住居を探すのに一年くらいかかって、白人、黒人、貧乏人、金持ちに関係なくみんな苦労した時期だったよ。

ガイド:
また、ニューオリンズと言えば、ジャズの発祥地として有名ですが、お二人にはニューオリンズ的なルーツはあるんでしょうか?

ジョシュア:
もとはメロディー的な部分で今よりも影響を受けていて、今回は自由な曲構成だとか、ドローンだったり、後期のジャズの要素を幾分 取り入れたんだけど、今の僕らの音楽からジャズはほとんど見当たらないね。
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