テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープの「F・N・T!」を聴こう

アメリカツアーでは、The B-52'sに例えられたぶどう÷グレープ、『FIVE HITS & DUST』と問題作「F・N・T!」を収録した『JUICE!』の二枚のリリースを記念して5回目のインタヴューです。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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この春にアメリカツアーを敢行したぶどう÷グレープ。ニュー・ミニアルバム『FIVE HITS & DUST』とアメリカからの逆輸入盤『JUICE!』をリリース。では、第5回目のインタヴューで~す。
(左前から)ながい÷グレープ、くみんこ÷グレープ、ミドリ÷グレープ、(左後から)たいち÷グレープ、まつい÷グレープ


ぶどう÷グレープはアメリカでウケたのか?

ガイド:
ぶどう÷グレープの皆さん、お久しぶりです。いや、前回のインタヴューが2008年4月ですから、それほどでもないですが、今回で5回目の登場。

ながい÷グレープ&くみんこ÷グレープ:
お久しぶりです☆!よろしくお願いします!

ながい÷グレープ:
早くも5回目ですね。御ひいきにありがとうございます。10回目達成したら打ち上げしますか(笑)?

ガイド:
じゃ、2012年あたりを目標に。先ずは、前回予告していたアメリカツアーの様子を教えて下さい。アメリカの聴衆の反応はどうでした?

ながい÷グレープ:
渡米前は、「ウケなくても全力でがんばってこよう」くらいの気持ちだったので、初日ダラスのA-KON19(日本のサブカルチャー文化を紹介するアメリカ人主催のイベント)での、あまりのウケ方にビックリでしたよ。若い3000人近くのキョーレツな声援でいきなりビートルズになっちゃった気分(笑)。ちゃんと、ぶどう÷グレープの曲を知ってて、キメとかアクションしてくれるんですよ。
ぶどう÷グレープin the U.S.A.


ガイド:
ぶどう÷グレープ、サブカル層に強いの分かります(笑)。

くみんこ÷グレープ:
ぶどう÷グレープがステージにたつ30分まえから、地響きとか歓声が楽屋まで届いて、『あれ?誰かステージにたってるんですか?』って聞いてみたけど、どうも誰もいないらしい・・・。みんな、ぶどうのライヴを待ちきれない!って、叫んだり興奮してとびあがったり・・・してくれてたんです。「こりゃー負けられない!!みんなの興奮と期待を上回るパワーで答えなきゃ!!」って、強く思いステージに向かいました。

ほんとは時差ボケとか慣れない文化や食事にヘロヘロになってたんだけど、そんなもの全部忘れて、いままでで一番エネルギッシュなステージをつくれたかもしれない。基本は日本でやってきたライヴと変わらないんだけど、お客さんの求めるものとか、ステージの広さが大きく違ったので、かなり飛び跳ね、叫び、走り回りました。
ぶどう÷グレープin the U.S.A.

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