テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープの「F・N・T!」を聴こう(2ページ目)

アメリカツアーでは、The B-52'sに例えられたぶどう÷グレープ、『FIVE HITS & DUST』と問題作「F・N・T!」を収録した『JUICE!』の二枚のリリースを記念して5回目のインタヴューです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

日本のThe B-52's!

ガイド:
客層とか対バンとかは?

ながい÷グレープ:
初日のイベントで盛り上がったので、その後もますますテンションも上がりました。サンアントニオ、ニューヨークのライヴハウスのステージでは、お客さんの年齢層も幅広く、迷わず持ち前の本領発揮。

特にサンアントニオではライヴを始めるやいなや、点在していたお客さんが押し寄せ、最後までノリノリでしたね。アンコールもあり、最前列の若い女の子から曲のリクエストまでされて、嬉しかったから、その曲(「ヘソがない」)を演っちゃいました。ライヴ直後はサイン会に長蛇の列。トリをつとめた地元バンドのお客さんまでがこちらに流れてしまって、終演後はそのバンドと顔を合わせられなかったという結末も・・。キンクス+ネオアコ、みたいなかっこいいバンドでしたよ。
ぶどう÷グレープin the U.S.A.


くみんこ÷グレープ:
どの場所にも言えることは、お客さんたちが、ものすっっっっごいパワーだったということです。サンアントニオでは、ダラスでファンになった子たちが飛行機とかで追っかけて何人も観に来てくれて・・・。5粒のぶどうを飾った手作りケーキを持ってきてくれる子や、キノコ好きのミドリ÷グレープのために、入手困難なきのこの山を持ってきてくれる子もいたりして、じーんときました。

つまんないライヴでもしたらビール瓶がとんできそうな雰囲気のライヴハウスでしたが、結果は大盛り上がり。ぶどう÷男子たちは、ライヴ終了後、お客さんたちからお酒をごちそうになりまくってました。ニューヨークでは、入り待ちをしている男性がいて、「おまえたちをまっていたんだ!ずっとまっていたんだ!」って、指さしながらメンバー全員の名前を
言っていくから笑いました。でも、嬉しかった!

ほんと、スターでした!アメリカでは(笑)。あと、THE B-52'sみたいだと、よく言われました。
ぶどう÷グレープin the U.S.A.


ガイド:
The B-52's・・・確かにそれ、分かります。アメリカなら、They Might Be Giantsとかが好きな人と被るんではないかと思うんですけど。

ながい÷グレープ:
アメリカで、They Might Be Giantsはあまり話題に出なかったな。どこに行ってもTHE B-52'sを好きな人に声をかけられました(笑)。
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