テクノポップ/近未来型アイドル

近未来対談~ニーハイガールAira Mitsuki(3ページ目)

10月29日に発売されたAira Mitsukiの10曲入りシングル『ロボットハニー』・・・今度のAiraちゃんはニーハイガーリー? けろっぐ博士を迎えてその秘密に迫ります。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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Sound Around rmx

先生:
お願いですから、オーバーニーのコスで現れないでくださいね。
「ロボットハニー」のハウスリミックスも良いですね。インタヴューでも登場したSound Aroundによるもの。この辺を聞いて、Airaちゃん評価を上げる人も多いじゃないかと思います。

博士:
「Sound Around rmx」はリミックスというより別アレンジと言ってもいい出来ですね。個人的に好きな仕上がりです。ベースボールベアーみたいなタイトでかっこいいリズム。 中盤から“OASIS”の思わせる“疾走感”は妙に心地良いです。

「ロボットハニー」はメロディーが良かったんだなぁと再認識しましたね。エレクトロ好きかどうかで冒頭で秒殺的に好みを分けそうなオリジナルアレンジより、さらっと歌メロまで運んでくれるこういったアレンジはメロディーを印象付けやすいです。また前述のようにAiraの声自体が個性的で魅力的な点をもしかしたら申し訳程度にテクノっぽくするより、こちらのテイストも良いんじゃないかなぁと思いますよ。

ニーハオじゃない、ニーハイ

先生:
「ニーハイガール」・・・ニーハイとはオーバーニーと同じ意味です。

博士:
さっきの先生の説明があるまでは、「ニーハオガール」だと思っていました。

先生:
確かにチャイナ系のイメージが既にインプットされていますからね。これはダフト・パンクの「TECHNOLOGIC」とマッシュアップしてくれと言わんばかりの出来です。

博士:
「ハイバッシュ」に続く「足元アイテムシリーズ第二弾」というわけですね。 ここまで行くと、マッシュアップの必要も無いかもしれません。PVぜひ作って欲しいですね・・・凶悪化したスケルトンのAira人形がテレビの中から喋ってくる。

先生:
かなり怖いです。コワカワ路線、いいかも。

博士:
ヴォーカルの音処理はオートチューンを音程補修としてではなく、鍵盤でメロディーを追尾させる使用方法かと思います。「ポリリズム」の後半で使用されていたのですが、最近ではむしろAiraサウンドの定番としてよく登場する処理です。
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