テクノポップ/フューチャーポップ

LaB LIFe~早すぎたフューチャーポップ(2ページ目)

90年代末、近未来の哀愁が漂ったフューチャーポップ・ユニットが居ました。その名もLaB LIFe。2000年に早すぎたマッシュアップを浜崎あゆみに残して散りました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

近未来の哀愁

PLANET HEADPHONE
90年末のテクノポップ・アルバムとして正当な評価をしてあげたいのが、1998年のメジャー・デビューアルバム『PLANET HEADPHONE』。NEOSITEというSony系のレーベルですね。ジャケがえらくニューウェイヴで、レコード屋で僕の目に留まるのにはそれほど苦労は要りませんでした。オレンジのツナギはPOLYSICSっぽいのですが、デビューはLaB LIFeの方が先ですから・・・どうなんでしょう?

ステレオ
シングルとしてもリリースされている「ステレオ」は、不思議な魅力があります。なんだか息継ぎが多い変な曲ですが、近未来の哀愁があるんです。PVも必見です。出演するのは、二人のメンバーに加えて、緒川たまき!! 元タイクーン・グラフィックの人がいるGTOという映像チームに支えられています。

エレクトリック
ホーム*ルーム
同じくシングルとして出た「ホーム*ルーム」「エレクトリック」も、基本的な世界観は変わりません。この時期、この近未来感は決して流行っていなかったと思いますが・・・今ならちょうどいいかもしれません。

ゲスト陣も面白いですね。「ふたりで出かけよう」というデュエット曲もあります。ダブ調なんですが、お相手はかの香織。「NEW ORDER」なんていう曲名のNEW ORDERっぽい曲をつくるあたりも、共感度大です。
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