テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~メディア論(TV編)(4ページ目)

祝『BcL/マカロニ』ウィークリー3位達成! TVにも登場しまくったPerfume。博士、助手を招いて、新曲論議、TVメディア論を語ります。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Perfume祭

先生:
さて、『紅鯨』の発売週であった1月14日の週はPerfumeがテレビを席巻しましたね。まさにPerfume祭りでした。

博士:
以後、伝説の一週間として語り継がれることでしょう。 しかし、Perfumeへのテクノポップユニットと言う必然性を見失いそうになりまさしたね。スターボーよろしくの「リニアモーターガール」で出演ならいざ知らず、ガーリーな衣装でラヴソングを歌い、今回始めて認識した多くの一般人にとってテクノポップユニットと言う紹介がどう映ったのかが興味深いです。

先生:
「ポリリズム」「紅鯨」のブレイク後に近未来三部作が出ていたら、どうなるだろうって妄想しますね。あの三部作は順番的に売れなかったシングルになってしまいましたが、あれがチャートを席巻するなんて事・・・考えただけでワクワクしますね。

博士:
結構重要な事かもしれないのですが、今回のテレビ露出は一見Perfumeの快挙の様でありますが、テクノポップがここまでメジャーに受け入れられるというのは事件です。考えると小西氏にしても、「慎吾ママのおはロック」というヒットがあったものの、ここ数年、テレビに出せるアーティストは排出していない。

先生:
そうですね。トミフェブをどう捉えるかというのがありますが、テクノポップとしては薄いですしね。

博士:
その筋ではコアなファンが多いなSPANK HAPPY、POLYSICS、チカチカ(注釈:これはとっても博士の趣味)にしてもゴールデンにテレビには出るまでのパワーは無い。本家capsuleでさえしかり。

即ち、単に苦節8年Perfumeの快挙だけでなく、テクノポップを冠するジャンルがYMO以来、実に20数年の時を経て、メジャーなメディアに復活した記念すべき瞬間だったと考えます。

東京事変

先生:
では、Perfume祭の週の番組について分析しましょう。

NHK BS2「WEDNESDAY J-POP」での亀田誠治(東京事変)とさくらとの対談は面白かった。亀田さんというか東京事変は、Perfume押しですからね。ライヴに来たのはドラムの刃田さんらしいですが・・・椎名林檎はどうなんでしょうかね。

博士:
のっちが「東京事変で椎名林檎さんを知って昔の曲を知りました」とか言ってましたね。椎名林檎さんって昔ソロだったんだ~!なんて大発見みたいに言われると時代の流れを感じますね。のっちのお父さんなんて39歳らしいですから・・・

先生:
40代の僕たちは、もうどうしましょう、みたいな。いいなぁ、助手!

Mステでは予想通り、Perfumeは謙虚でしたね。あ~ちゃんなんかはほとんど自虐でした。あれはMステ規則なのか、生歌でしたね。少し、声は加工されていましたが・・・
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