テクノポップ/アーティストインタヴュー

鈴木光人~箱庭エレクトロニカ(3ページ目)

元OVERROCKET、現在はゲーム音楽作曲家としても活躍する鈴木光人さんのソロ・アルバム『IN MY OWN BACKYARD』の発売を記念して、インタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

MySpaceMusic

ガイド
最近、よく聴いている他のアーティストの作品などあれば、ぜひ教えてください。

鈴木
●Wayne Shorter
●The Bird & The Bee
●Pinback
●Long-View
●七尾旅人
●GAISER

それとMySpaceMusic。
ヨーロッパの片隅から発信されている変態エレクトロや、無名だけど響く音楽を見つけた時は興奮しますね。日本はもちろん世界中と共通言語で共振している感覚が凄く心地良く、同時にインスパイヤも受けます。

鈴木光人 MySpace Music

ゲーム音楽作曲家として

ガイド
今回のリリース元のスクウェア・エニックスは、『FINAL FANTASY』などのゲームメーカーとして知られている会社ですが、鈴木さんもゲーム音楽を手がけられているのですよね。ゲーム音楽を作る場合は、作るスタンスというのはどのように変わるのでしょうか?

鈴木
鈴木光人
ゲームは沢山の人間が関わって一つの作品を作る、どれが欠けても成立しないデータの集合体。その中の一つに「サウンド」がある。ゲームあってのBGMという事で目的が明確でありゲームを成り立たせる演出の一つであると言えます。

「音楽」という意味では同じと思われるかもしれませんが、方向性や趣旨を取り違えて製作をはじめてしまうと、ゲームとなった時に必ず歪みが生まれます。もちろんサウンドクリエイターとして「音」を磨いたりこだわる部分はどちらも共通してありますが、根本的にソロ作品とは出発点も着地点もまったく違うものなので製作する姿勢は自然と切り替わりますね。色々なジャンルの音楽に接する機会が多く刺激になるので、ゲーム音楽/ソロ作品に関わらずフィードバックしていく事ができればと思ってます。

ガイド
ゲーム音楽作曲家“鈴木光人”としての一面で今後の活動の予定を教えてください。

鈴木
現在開発中タイトルを複数受け持ち進行中です。
こちらもチェックしてみて下さいね!

ガイド
ご協力ありがとうございました。
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