Perfumeのオリジナリティ
博士:では、責任を取ります。今回は、純粋に彼女らの音楽分析を中心に行きます。
私が特に強調したいのはPerfumeのニュートラルに見えつつ非常にオリジナリティの高い音楽的スタンスです。 中田ヤスタカ自身を持ってしても、capsuleなどで作られる曲はどこかかつての渋谷系を髣髴とさせてしまっていたり、ファッションにおいても、とりあえずかつてのかっこ良さの一つの“シンボル”ともいえるちょっとレトロでフレンチなテイストに傾倒していたりします。
先生:
なかなか見逃せない意見ですね。つまり、博士は中田ヤスタカの母体のcapsuleよりもPerfumeの方がオリジナリティが高いという意味ですね。
博士:
その通り。すなわち“オシャレ感”の追求は一つのシンボルとして確立しやすいのです。先生ご推薦のアキシブ系のデュオも一見オシャレでネオ渋谷系を象徴するような楽曲では有るのですが、やはりどこかかつてのピチカート・ファイヴ風であったりします。それは決して模倣とかフォロアーという悪い意味ではなく、そうある事が一種のかっこよさのステレオタイプで有ったからです。
先生:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
アイドルになりたい。 |
U love Me |
博士:
先生絶賛のMEGにしてもその傾向は払拭できません。
先生:
OK |
博士:
所がPerfumeはどうでしょう?
とりわけオシャレを意識したフレンチテイストがある訳ではありません。
先生:
ビタミンドロップ |