NICE AGE YMOとその時代―1978‐1984
NICE AGE YMOとその時代―1978‐1984 |
【発行】シンコーミュージック 田山三樹(編・著)
【定価】2000円
YMO史の復習とインタヴューで構成されています。YMOのメンバーへのインタヴューは、YMO読本『OMOYDE』でされましたが、こちらは、渡辺香津美、土屋昌巳、鮎川誠&シーナ、クリス・モスデルなどYMO周辺の人たちへのYMOについて問いかけるという形をとっています。渡辺香津美が語る『Public Pressure』や鮎川誠が語る「Day Tripper」という聞きたかった話など、当時の熱気を感じるには、メンバーが言う以上に“伝わる”部分もあって、意義を感じます。
Yellow Magic Orchestra
Yellow Magic Orchestra |
【発行】アスペクト 田中雄二(インタヴュー・文)
【定価】2005円
SonyからYMOのアルバムが紙ジャケで再発された時に購入者にプレゼントされた『OMOYDE』の書籍化。インタヴュー自体は読み応えはあり、多少なりとも追記がなされているんですが、プレゼントを使いまわすと言うのは工夫が足りない。なんか、良心的でない。それだったら、ずばりタイトルも『復刻購入版OMOYDE』にするべきでしょう。
YMO GLOBAL YMOから広がるディスク・ガイド
YMO GLOBAL YMOから広がるディスク・ガイド |
【発行】シンコーミュージック 田山三樹(編・著)
【定価】2010円
偉大なバンドというのはそのバンド自体が中心となって強力な磁場を作ります。YMOは時代の流れを先駆けていたし、YMOの磁場は、日本、音楽だけに終わらない強いものでした。本書は、そんな磁場を意識して、YMO以前からYMO以降、YMOの周辺を押さえたディスクガイド。手前味噌になって申し訳ないですが、私も「YMOとテクノ歌謡」「90年代以降のYMOチルドレン」という二つのコラムを執筆しております。
他のYMO本についてはまた改めて紹介する予定なので、よろしく。