ネオ演歌と言えば冠アニキ
天海祐希が大河内ひまわりとして主演する『演歌の女王』で演歌ブームが来るのでしょうか? ドラマはなかなか面白いです。ネオ演歌の80年代に続いて、90年代以降について考察してみます。ネオ演歌って、自分で捏造したつもりだったんですが、既に使われているジャンル用語である事が発覚しました。超アニキ系の冠二郎の「炎」「バイキング」「ムサシ」は、世間ではネオ演歌三部作と呼ばれるそうです。その派手なアクションからアクション歌謡、言ったもん勝ち的にJ-ENKAとか呼ぶ人もいるようです。氷川きよしよりも断然、冠二郎を支持する通称カンムラーと呼ばれる信者たちは、彼が紅白に出ない事を大変遺憾に思っているらしい。
冠二郎の三部作を聴く限り、いや見る限り、アクションという切り口は新しく、ある意味ロックですが、決してネオと名乗るほどでは・・・と思ったりもします。ネオ演歌と呼ぶのなら、和ものグルーヴの達人、コモエスタ八重樫によってクラブミュージックとアクション演歌の革命的融合が起こった『冠 Revolution』(1998年)をお勧めします。
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
冠 Revolution |
02. ムサシ (Siverila Enka Version)
03. バイキング (Rock Enka Version)
04. 炎 (Flamenco Enka MIX)
演歌初のマキシシングルとされます。それぞれかなり手の込んだリミックスで、「ムサシ (Siverila Enka Version)」では、大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」ネタも使われています。「冠 Revolution」は今風に言えば、三部作のマッシュアップ的ミックスです。
次は、テクノな人が挑戦する演歌です。
犬先生に噛み殺された瀧勝
人生 |
Drill King Anthology |