テクノポップ/テクノポップ関連情報

ネオ演歌 90’s & beyond(3ページ目)

『演歌の女王』で演歌ブーム?? 80年代に続いて90年代以降のネオ演歌を掘りましょう。先ずは激しいアクションで知られるアニキ! そして犬先生に噛み殺されたあの人も。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

へヴィロック演歌

ポマードとグラサン
こちらも識者から推薦されたネオ演歌です。秘密博士とエンペラーズによる『ポマードとグラサン』(2004年)。秘密博士は博士と名乗るだけあって、ムード歌謡研究家、そして「ギラギラナイト」(現在休息中)でDJ歌謡ショーをやっている人です。クールファイブや梅宮辰夫の曲を、ヘヴィ&サイケ・ロックなバンド演奏で、エコーギンギンのダミ声唱法で唄いまくる濃厚なアルバムです。後半はカラオケと云う名のダブ・ヴァージョン。

ここからはちょっと脱線します。

民謡界のタカラジェンヌ?

お元気ですか
演歌のルーツは日本の民謡です。演歌はジャパニーズ・フォークソングと言われる所以です(あんまりつっこまないでください)。“民謡界のタカラジェンヌ”を名乗る大胆な宝塚在住の民謡歌手こそが、翔田ひかり。ポップ民謡なるジャンルを開拓し、民謡の可能性を追求する人。偶然、中古レコード屋で買ってしまったのが彼女のセカンド・アルバム『お元気ですか』(2000年)。サンバよさこい節、レゲエ北海盆唄、フォーク郡上節、クラブミックス津軽じょんから節など誰も彼女を止める事は出来ません。

翔田ひかり王国

あの大物民謡歌手も!

KYOTO
演歌の再発見に多大な貢献をした大瀧詠一は、音頭についても尋常でないこだわりを持っていたようです。海外のビートルズ・カヴァー・コンピ『Exotic Beatles』にも収録されたのが、1982年に大瀧プロデュースにより金沢明子が歌った『イエローサブマリン音頭』。さて、その金沢明子ではないかと疑われているのがMaico Rozyのアルバム『KYOTO』。京都発のROJI MUSICから今日と限定リリースされましたが、今はamazonでも買えます。寺田創一らによって「祇園小唄」「御所のお庭」などがテクノ小唄となっています。

ROJI MUSIC(Maico Rozyの試聴ができます)

*今回のネオ演歌選曲にご協力いただいた方々にお礼申し上げます。
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