テクノポップ/テクノポップ関連情報

ハロウィーンにぴったり†怪奇テクノ(2ページ目)

ハロウィーンももう直ぐですね! 新シリーズの第一弾は、怪奇テクノ。海外の怪奇テクノから日本の怪奇テクノまで、金縛りにあうまで怪奇テクノを堪能してください。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Zombie Nation

そんな基準で行きますと、まず紹介したいのが、Zombie Nation。名前からしても怪奇度100%ですが、同名(邦題「暴れん坊天狗」)の任天堂のTVゲームが1990年にあったので、そこから来たんでしょうかね。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Leichenschmaus
Zombie Nationの登場は、Gigoloの記事Zombie Nationのライヴ・サポートをしていたSterilのインタヴューに続いて、これで3度目。このNirvanaの『Never Mind』の相似ジャケでもあるデビュー・アルバム『Leichenschmaus』(1999年)までは、Splank!とMoonerの二人組でした。

Kernkraft400
ボクがエレクトロの金字塔的トラックとして今も愛聴するのが、『Kernkraft 400』。アルバムの収録曲でもありますが、こちらのシングルに収録の「Kernkraft 400(Sport Chant Stadium Mix)」(iTMSで購入できます)は、スポーツ観戦にもぴったりの怪奇エレクトロ?! この曲はGigoloのリリースとしても最大級のヒットとなり、ヨーロッパのクラブチャートを席捲し、アメリカでも人気を博しました。当時、Zombie Nationは無名だったので、Kernkraft 400というバンドによる「Zombie Nation」と思った人もいたようです(Amazon.co.jpでも同様の勘違いでシングル『Zombie Nation』が売られています)。歌自体も、「Zombie Nation、Zombie Nation...」と歌っていますから、勘違いするのも理解できます。この曲はずっとオリジナルと思っていましたが、David Whittakerという人が作ったCommodore 64の「Lazy Jones」で使われたゲーム音楽だった事を知り、意外なところにいいカヴァー・ネタがあるんだと感心いたしました。ちなみに「Kernkraft 400」のPVはバカ度120%ですから、YouTubeとかでぜひ見てください。

Absorber
Zombie Nationの2作目『Absober』(2003年)は、Splank!の実質ソロとなり、自らのレーベル、Dekathlon Recordsからリリースされました。Zombie Nationはデビュー作もそうですが、直接的な怪奇ネタを扱っているわけではありません。しかし、彼らの音使いや存在自体が怪奇なのです。

RIP IT
また、Splank!がJohn Starlight名義リリースした『RIP IT!』(2003年)も、「Unseen Terror」「Blood Angel」などの曲名から伺えるように実質、Zombie Nation的な作風です。

Wire00 / Wire04 -live-
存在自体と言われても、イメージが沸きませんよね。Zombie NationはWIREで2回の来日ライヴをやっています。ボクもWIRE04でのバックダンサーもついたキテレツなパフォーマンスを見ましたが、WIRE00とWIRE04のライヴ映像をまとめた『Wire00 / Wire04 -live-』(2005年)で怪奇テクノを堪能しましょう。

Black Toys
2006年11月21日には待望の3作目『Black Toys』もリリースされる予定ですから、期待しましょう。

ZOMBIE NATION, the official ZN website

さて、次はスウェーデンの怪奇テクノです。
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