テクノポップ/海外のテクノポップ

80'sディープ・スウェーデンの探検(3ページ目)

『Retronics』から辿る80年代スウェーデンのシンセポップ・シーン。Japan、ウルトラヴォックス、クラフトワークのメンバーがプロデュースを手がけたバンドに、New Musikの再来まで堪能してください。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Kliche

クラフトワーク直系のミニマム無機質なサウンド。ニューアルバムの製作も視野に入れ、現在も活動している模様。

KILICHE.COM

ミッジ・ユーロがプロデュースしたStrasse

ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロ(Midge Ure)がプロデュースしただけあって、ギターもシンセも、こりゃーウルトラヴォックスです。

北欧のAONことCar Skid And Crash

かなり、面白い! あるのか知らないが、アルバム単位で聴きたい(もう一つ『Toys Are Terrific』というシングルがあります)! 例えれば、サンプラーを駆使したスウェーデンのThe Art Of Noiseであります。日本にも3dlというAONタイプのグループがいましたね。

カール・バルトスがプロデュースしたMobile Homes

Moblie Homes
流石スウェーデンと言いたくなる、とてもポップなバンドです。後にクラフトワークのカール・バルトスがプロデュースしたお陰で注目されて、日本でも『Mobile Homes』(1998年)をリリースしています。意外とクラフトワークに近づくというわけでなく、一時のニュー・オーダーのようなギターポップとエレクトロポップの中庸的な路線が採られています。実際、「You Make Me Sunshine」とかは、アコースティック・ヴァージョンも収録しています。

Business And Pleasure
Mobile Homesのメンバーは、2005年にSapporo72という名義で『Business And Pleasure』というアルバムをリリースしています。そう、もちろん、名前は72年に札幌で開催された冬季オリンピックからです。こちらは、Mobile Homes以上のクラフトワークぶりでドイツへの熱い思いが感じられます。

◆Mobile Homes
Sapporo 72

Lars Falk

Twice A ManのKarl Gaslebenがプロデュースしたアーティスト。ダークなシンセポップ。

Mockba Music

前述のLustans Lakejerが絡んでいるようですが、クールでメロウでジャジーなナンバーとしてこのコンピの中でも光っています。

Moulin Rouge

懐かしのニューロマ・サウンドであります。Moulin Noirという名義での作品が多いようで、現在も活動しているようです。

Moulin Noir
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