「音楽工場スウェーデン」では、歴史を辿るため比較的メジャーな商業サウンドに焦点を当てましたが、今回はディープ・スウェーデンの探検をします。

シンセポップの聖地

スウェーデンは、ABBAの流れのユーロポップ、スウェーデッシュポップにも含まれるギターポップ、北欧メタルの一角としてのへヴィメタル、そして最近ではハイヴス(The Hives)などのネオガレージ系と様々なジャンルにおけるスウェーデンの進出が見られますが、シンセポップが盛んな国であります。ここでは敢えてエレポップというよりも多分、現地にてそう呼ばれる事が多かったと思われるシンセポップという呼称を使います。アンダーグラウンド的なものが多いですが、シーンは続いているようです。

80年代のスウェーデンの総括~Retronics

「80年代のスウェーデンのエレポップを知りたければ、これを買え!」と断言します。スウェーデンの80年代を総括した渾身のコンピレーション、その名も、『Retronics~Swedish new romantic / synthpop from the 80's』(1999年)であります。
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
Retronics
01. Adolphson & Falk: Blinkar Blå
02. Secret Service: A Flash In The Night
03. Fake: Brick
04. Lustans Lakejer: Diamanter
05. Ratata: Vår Sista Natt
06. Twice A Man: Girl
07. Excellent Accident: Radiation
08. Samedi: Between Two Hearts
09. Page: Dansande Man
10. Kliche: Sökandets Magi
11. Strasse: A Stairway To You
12. Car Skid And Crash: Arizona
13. Mobile Homes: Don't Give It Up
14. Lars Falk: See My Friend Fall
15. Mockba Music: Någon Som Du
16. Moulin Rouge: Living In Cities
17. Nasa: The Bird


Nasaをリリースしたスウェーデンのレーベル、Memento Materiaから。伊達のタイトルではありません、所謂ニューロマ風エレポップ、具体的には哀愁のウルトラヴォックス風サウンドが幅を利かせて炸裂しています。イギリスのバンドとかとも十分対等にやれるクオリティーを感じる作品も多いです。ここの人たちを抑えれば、大体のスウェーデンのシンセポップは把握できると言っても過言ではないです。アルバムのライナーノーツは、スウェーデン語で書かれているので、意味不明であります。しかし、我コレクションを駆使して、解説します。

Adolphson & Falk

フルネームは、Tomas Adolphson & Anders Falk。哀愁のヴォーカルにチープなピコピコアレンジが不思議な雰囲気をかもし出します。1977年から活動しているみたいです。

Adolphson & Falk

Secret Service

哀愁のウルトラヴォックス風ど真ん中。Bitterさんによると、日本では7枚目のアルバム『Aux deux magots』がリリースされたらしい。

スウェーデッシュ=イタリアン~Fake

Ulrica Örnという女性ヴォーカルが途中から加入した5人組で、イタリアでプロデュースされたスウェーデンのバンド。イタロディスコにも入るようですが、男性ヴォーカルに女性ヴォーカルが絡む、哀愁が漂うニューロマ・サウンドの典型。

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