normal pop?のルーツ
――アルバムを通して、再確認できましたが、normal pop?、本当にポップな曲の連続技です。「Electric Candy Pop」はNew MusikっぽいTommy february6であったり、「Electric Candy Rock」もとってもポップだったり(笑)。normal pop?のポップのルーツとかあれば、教えてください。本田:ルーツ・・・難しいですね。自分の好きなディスクをブログで紹介したりもしてますが、僕は「広く浅く」な人なので割となんでも聴く方だと思います。ただ飽きっぽいのでどれ一つとっても詳しくはないですが(笑)。normal pop?に関して言えば、¥ENレーベルなどのYMO関係はもちろん洋邦問わず80年代のチャートに登場していた音楽の影響が出ていると思います。
伊藤:normal pop?のルーツと言うならば、例えばベストテンでの聖子ちゃんとか・・・あのころテレビで見たり聞いたりしてたものを素直に思い出してやってます。
――「人でなしの恋」は、「あーっ、こういうウェットな歌謡曲も有りなんだ!」と良い意味で驚きでした。歌謡曲もきっと大好きな人たちなんだ と思ってしまいましたが、如何でしょう。
本田:歌謡曲はもう子供の頃からずっと好きです。自分が日本人で良かったと思うところの一つですね。最近はあまりいいと思える歌謡曲が少なくて残念ですけど。「人でなしの恋」に関しては、最初あんまり伊藤さんには合わないような気もしてたんですが、「逆にそれが面白いかもしれない」と思い始めて。
伊藤:もらった時はひっくり返りましたけど。
本田:色々ダメ出しされながら何度もメロを直したりして、まあ、最終的には面白いものが出来上がったのではないかと。個人的にはこういう感じの曲を自分が作れるんだという新たな発見がありました。あと、「今時こういう曲やるヤツはいないだろ?」というイヤらしい狙いもありつつ(笑)。でも、自分の中ではかなり気に入っている曲の一つです。
――伊藤さんのヴォーカルはとっても甘いのですが、これはnormal pop?仕様なんですか? normal pop?以外でのヴォーカルとはまた違う歌い方をされているのですか?
伊藤:あ、ありがとうございます・・。とくにnormal pop?仕様というわけではなく、いつもと同じに歌っているつもりなのですが、違うのかな?自分ではあまり分かりません。でも、本田さんの曲はやはりどこか歌謡な感じがあるので、歌いやすいですよ。
――ライヴなど今後の予定がありましたら、教えてください。
本田: ライヴは思うところあって現在はやってません。とりあえずCDを買って下さい(笑)。あと、コンピのお誘いとかしてもらえると嬉しいです。
伊藤:普段、テクノポップとかはあまり聴かない方にも、お気軽に手にとってもらえたら嬉しいです!
(ご協力ありがとうございました。)
デビュー前のインタヴューはこちらです。