テクノポップ/テクノポップ基礎知識

真性テクノアイドル(ソロ編)(2ページ目)

後半の講義はソロです。(1)元祖テクノアイドルとは? (2)ロボットと共演したアイドルは? (3)90年代のテクノアイドルの真打とは?

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

スタ誕出身、河上幸恵

DOKI DOKI
スタ誕ことスター誕生と言って分かる人は一体どのくらいいるのでしょう? 古くは、森昌子、桜田純子、山口百恵の中三トリオ、ピンク・レディーに中森明菜、岡田有希子と枚挙に暇がありません。

スタ誕の第36代チャンピオンに輝いたのは、山口百恵直系のどこか翳りがある河上幸恵。「ブルー・エトランゼ」(1983年)という如何にもアイドル然とした曲でデビューしたものの、泣かず飛ばず。起死回生のテクノ革命とも言える暴挙、河上幸恵+HP25名義でリリースした通算3枚目のシングルが『DOKI DOKI』(1984年)。アイドルとしては、稀有な顔写真なしのジャケ。戸田誠司の編曲によるロボット歌謡。ステージでもこのHP-25(NEC製のロボット)と歌っていました。

ハートのねじ
やはり、HP-25では愛着がわかないと反省したのか、相方はツトムに改名。アレンジャーは鷺巣詩郎に代わりましたが、引き続きテクノ・ロボット歌謡。

河上幸恵&若林加奈ベスト
タイトルそのままですが、二人のアイドルの楽曲を一枚にまとめたベスト・アルバム『河上幸恵&若林加奈ベスト』(2005年)で前述の2曲は収録されていますので、ぜひ聴いてみてください。
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