Never Mind The Botox
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Never Mind The Botox |
タイでのファースト・アルバムとなったのが『Never Mind The Botox』(2003年)で、後にアメリカなどでも発売される。タイトルにパンク魂が感じられます(笑)。「Yulay Butterfly」は「幽霊バタフライ♪」と実際歌っているMomokoちゃんによる日本語ソングで、稀有なエレクトロ歌謡となっております。
東洋のシザー・シスターズと呼ばれるだけある楽曲は、「Gayboy」。日本盤にはリミックスのみですが、メンバーのうちゲイは誰なのでしょう? 未確認情報ですが、Bee、Gene、Simonの3人の可能性が高そうです。
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I Wanna Be Your Dog |
残念というか不思議なのは、2003年にデビュー・シングルとなり、ファースト・アルバムに収録されている『I Wanna Be Your Dog』が日本盤には収録されなかった事! これは、イギー・ポップ&ストゥージズの69年のデビュー作品からで、Sex Pistols、シド・ヴィシャスもカヴァーしたパンクのルーツ的ナンバーです。Geneがタイ語、Momokoが日本語、Beeが英語で歌う、そうSigue Sigue Sputnikの「Love Missile F1-11」のような「I Wanna Be Your Dog」とも言えるとても怪しい3ヶ国語カヴァー!
公式サイトでもPVが見れますので、必見!
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XXX: MUSIC FROM THINKING XXX |
また、この曲は『XXX: MUSIC FROM THINKING XXX』(2004年)にも収録されています。このアルバムは、アメリカのケーブルTVのHBOで放映するポルノ女優のドキュメンタリー・フィルム
THINKING XXXのサントラです。
Love Bites
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Love Bites |
セカンド・アルバム『Love Bites』で、日本盤『Give Me More!』に収録されなかったのは、「Alive」「Give Me More」「Token Hetero」(リミックスを除く)の3曲ですが、「Give Me More」はタイトルになっているという皮肉。日本盤ジャケはご覧の通り使い回しですね。
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Rich、Baby |
日本盤の1曲目でもあるシングル『Rich, Baby』(2005年)。ジャケ的にはGene君を前に出そうとしている意図が見て取れますが、正直インパクトに欠けます。サウンドはかなりまっとうなグラムロック。日本盤特別収録の「That Look In Your Love」も収録されています。マニア的には全部タイ盤で揃えたいですね。