テクノポップ/テクノポップ関連情報

Please Please Me(2ページ目)

クラシックロックのガイドになった四方です(嘘)。ビートルズのデビュー盤『Please Please Me』を徹底解剖。相似ジャケ、アルバムまるごとカヴァー、カヴァー曲、ルーツ曲など解説どころ満載!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Side A

01. I Saw Her Standing There
所謂、チャック・ベリー・スタイルの軽快ロックンロール定番。シングル・カットされていないにもかかわらず、このアルバムで一番カヴァーされた曲ではないかと推定されます。Fleetwood Mac~Parisを経て、70年代ロックおやじには人気のボブ・ウェルチ(Bob Welch)〔アルバム『Three Hearts』(1979年)〕、80年代ティーン・アイドルだったティファニーがカヴァーしています。他、エルトン・ジョン、ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)など。

02. Misery*
ビートルズが、「悲しき片思い」などで日本でも人気があったティーン女性歌手、ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)に提供したが、マネージメントに拒否されたといういわくつきの曲。代わりに、ケニー・リンチ(Kenny Lynch)が歌う事になった“他人に歌われた最初のビートルズ・オリジナル曲”。

03. Anna (Go To Him)*
アーサー・アレクサンダー(Arthur Alexander)というR&B系シンガーの曲をカヴァー。カヴァーですが、ビートルズ初期として固有名詞が出てくる珍しい曲。

04. Chains*
ゴフィン=キングという名ソングライティング・コンビが所謂ガール・グループのクッキーズ(The Cookies)に提供した曲をジョージのヴォーカルでカヴァー。キングの方は後に女性シンガーソングライターの草分け的存在となるキャロル・キングですね。

05. Boys*
もともとはピート・ベストがライヴで歌っていたらしい、後述のシュレルズの曲をカヴァー。

06. Ask Me Why
カヴァーのテイストも黒いのですが、このオリジナルはちょっとカリプソ風のR&Bバラード。ニューヨーク・フィルのレナード・バーンスタインが絶賛したらしい。
Tiffany
Three Hearts
Nothing But The Real Thing
The Greatest
The Complete Cookies
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