テクノポップ/アーティストインタヴュー

TECHNO 4 POP~VOL.2&3(3ページ目)

低姿勢ながらも(笑)意欲的なリリース! テクノポップの遺伝子を引き継ぎながらも、個性的なアーティストが1枚1枚にぎっしり詰まっています(15曲以上)。VOL.4参加アーティストも募集中!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

normal pop?

normal pop?
――normal pop?としては初のCDデビューですよね。normal pop?というユニット名の由来について教えてください。

本田:僕は名前を考えるのが好きなんですが、これはかなり悩みました。「普通にやる」というのがnormal pop?のコンセプトなんですが名前もあまり気合の入り過ぎない名前を、とあれこれ考えまして。で、いっその事「普通だよ」っていう意味の名前にしようと思って「normal pop」というのを思いつきました。最初「?」マークは無かったんですが、見た目になんか淋しいなと思ったんで「?」を付けました。

伊藤:「挑戦的な感じがしない?」って言ったんですけど。

本田:でも僕、育ちが悪いんで(笑)、ちょっとは毒気があった方がいいかなと。でも、「普通ですよね?」みたいな弱気に同意を求める感じに受け取っていただければ幸いです。

――伊藤さんと本田さんはどのような縁でユニットを組む事になったのですか? また、お二人の役割分担は?

本田:それまで、僕は一人でインストを作ってたんですが、友人達から「歌ものをやれ」と言われまして、自分で歌ったりもしてみたんですけど、あいにくと僕、歌下手なんですね(笑)。で、いっその事Vocalを入れようと思い立ち、色々探してたら偶然、伊藤さんの曲を聴きまして。すっかり気に入ってしまってライブに行ったりもして。伊藤さんが一人で普段やってるのは全然テクノポップな感じじゃないから、その時は一緒にやろうとは考えて無かったんですが、実はコシミハルとかPSY・Sとか好きだって言うんでじゃあ一緒にやってみましょう、という事になりました。

伊藤:私は普段は一人で曲を作っているんですが、最初に本田さんの曲を聴かせてもらったときは、すごくポップでいいなーと思いました。自分とは全然違うタイプだと思ったのですが、話していくうちに、実はいろいろ意外な共通項とかも拾えてきたので、あ、できるかも?と。全体のコンセプトは本田さんの方で決めてくれるので、私はその中で楽しくやらせてもらってるという感じです。あとは、ボーカル以外にも必要なときは楽器も弾いたりします。最初は、歌うだけでいいかと思ってたんですけど・・(笑)。

本田:使えるものは使ったほうが良いんじゃないかと思って(笑)。

――サイトで配信している「Electric Candy Pop」がかなりツボだったのですが、「春の惑星」も期待通りのポップな作風です。少し教授風の80年代MIDI系アレンジのテクノポップって感じがするのですが、偶然でしょうか?

本田:「偶然です」と言いたい所ですが仰るとおりなんじゃないでしょうか(笑)。「Electric Candy Pop」はこれからVocalを探そうという時にデモがあった方がいいだろうと思って最初に作った曲です。とにかくnormal pop?は何にも考えず、楽にやろうと最初は考えていたのでかなりイージーな作りで、今聴くとちょっと恥ずかしいんですが、わかりやすくていいかなと思ってます。」

――ファースト・アルバムをリリースする噂もあるようですが、どうなのでしょうか?

本田:はい。normal pop?を始めてから気がつくともう2年も経ってて自分の呑気さに今更ビックリしてたんですが(笑)、あとチョットで完成しそうです。

normal pop?
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