やっぱりあるムーンライダーズレゲエ歌謡
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)【先生】じゃ、ここでムーンライダーズ関連を。全アルバムを聴くともっと出てくると思いますが、一番印象深いのは、アルバム『A.O.R.』(1992年)に収録のムーンライダーズの「ダイナマイトとクールガイ」ですね。シングルでは、「ふたりのラガ」という副題がついていた位ですから。
ニューウェイヴ期では、アルバム『モダン・ミュージック』(1979年)に収録の「モダン・ラヴァーズ」はギターのカッティングがレゲエというよりもポリスっぽいですね。
【山本】実は聴いたことが無いんですが、副題だけでもそそられますね!他にもオススメはありますか?
【先生】1995年はレゲエの年だったようです。シングル・リリースされた「海の家」(1995年)、そして続いて出したセルフ・トリビュート的なアルバム『Le Cafe de la Plage Les』(1995年)では、「海の家」の別ヴァージョンも含めて8曲全部レゲエ・アレンジでやっています。
【山本】メンバー個々人のスキルの高さが知られるムーンライダーズですが、ソロや別名義でのレゲエ歌謡はありますか?
【先生】ムーンライダーズ内ユニットとしては、かしぶち哲郎、白井良明、鈴木博文の3人によるアートポート(Artport)が、アルバム『Artport』(1981年)で「ロシアンレゲエ」という実験レゲエをやっていますね。ニナ・ハーゲンの「African Reggae」(1980年)とかに触発されたのでしょうかね。