テクノポップ/テクノポップ関連情報

サウンドデザイナー稲見淳さん(7ページ目)

元Controlled Voltage、シンセの使い手、YMOリミキサー、そしてグローバルな活動する稲見淳さんにインタヴュー! 来たる5月21日のKobe Underground FestivalではあのAUTO-MODとも共演。Page 2・3追加(5/11)

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

YMO

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
――『YMO REMIXES TECHNOPOLIS 2000-00』(2000年)では、ENML名義で「KEY(Forest 808 MIX)」というリミックスをされていますね。Ultravox的な原曲の「KEY」がアンビエントテクノに変換されていますね。「KEY」を選ばれた理由は? YMOという素材についてリミキサー的意見をお願いします。

これは、担当ディレクターが以前から僕の音楽性を知っていたので、稲見ならKEYで、という事で連絡をいただいたんです。僕もその曲なら楽しく取り組めるので、という事で話が進みました。音源はマルチ起こしの各チャンネルをバラでDATでもらったのですが、とても興味深いものでした。中学時代に悩んだ音作りやミックスの秘密の一部が見えたというか。原曲に敬意を表しつつ、自分なりのアプローチをしましたが、CDの方はほぼボ ーカルトラック以外は全部差し替えました。なお、CDはアンビエントなもの、アナログ盤にはフロア向けなものに仕上げました。それとレコ発イヴェント時のみに配ったバーションもあります。

稲見道場

――神戸移住センターが母体となったアートの振興を目指す
「CAP HOUSE プロ ジェクト」では、総合シンセシスジム 「稲見道場」もされていますが、これは興味と参加費用があれば、誰でも受けられるのでしょうか?

はい、どなたでも参加可能です。初心者、年齢は問いませんが、作品を作るという意気込みは必要です。

今後の予定

――最後に今後の発表できるプランなどありましたら、教えてください。

近々のライヴの情報はCAVE Studioをご覧になってください。

7月には、Ackte Kobeというアーチストグループがあり、自分はActe Kobe Japanに属しているのですけど、今回はActe Kobe Franceからフランスの音楽家、美術家ら神戸に招き、制作、コンサートを行います。

10月にはスイスの友人、Hans Kochのトリオ、Koch Schuetz Studerの来日がありその日本ツアーのオーガナイズと共演の予定があります。数年前にスイスで共演したのですが今回が初来日です。年季の入った超絶エレクトロ/インプロトリオですのでお楽しみに。

リリース関連では、カリフォルニア州に母体のあるメーリングリスト、Looper's Delightのコンピレーション・アルバムの制作のオーガナイズをしています。僕のレーベ ル、electr-ohmからこの秋にリリース予定です。

同じく、この秋にリリース予定のLuca Formentiniのニューアルバムの手伝いをしています。

その他では、僕らのスペースであり、定期的にインターネット・ライヴやレーベルをやっています、C.U.E.での活動もこれまで通り取り組んでいきます。

(ご協力ありがとうございました。)

【関連サイト】
CAVE Studio
C.U.E. records shop(多くの稲見さん関連作品はこちらで買えます)
KOBE UNDERGROUND FESTIVAL 2005

【関連記事】
SOYUZ PROJECT~福間創さん(元Controlled Voltage)
地獄からオーラルヴァンパイア(Kobe Underground Festival 2005に出演)
【編集部おすすめの購入サイト】
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