テクノポップ/アーティストインタヴュー

アーティスト・インタヴュー~Part 33 クリシェ~ブラジル歌謡トロニカ(3ページ目)

ブラジル音楽を母に、エレクトロニカを父に、あくまでも歌謡であるのがクリシェ流。11月19日に、セカンドアルバム『an optimist』をドロップ!したクリシェの平出さんとやなぎださんにインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

an optimist

HMVにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。
――では、11月19日にドロップされる『an optimist(オプティミスト)』についてお伺いします。出だしは、タイトルトラックの「オプティミスト」ですが、短いイントロ曲でありながら、エレクトロニカ度がアップしていますね。

【やなぎだ】今後の展開を少し象徴してるかもしれないですね。

【平出】明るくも暗くもない、こういうのをもうちょい具体的に歌物で追求したいです。

――そのまま続いていく「月下香」は、かなりジャズテイストが強くなっていますね。クールです。

【やなぎだ】そう、方向がつかめないクリシェらしいというか。リスナーを裏切りまくりです(笑)。ラジオでこの曲だけ先行で流れたんですが、感想のほとんどが「今度のクリシェ新譜はアシッド・ジャズですか」といったようなものでした。全編からするとそうでもないんですけどね。

【平出】これはヴォーカル・ワークを聴いてほしい曲であります。

【やなぎだ】自分はハモリ魔なんですが、トラックがすごい増えてしまってMIXしてくれている方に嘆かれました…。

――3曲目の「いつでも」は、歌ものとしては一番ぐっと来ました。ダブ・ヴァージョンとかもあったら、聴きたいなーと思いました。作ってください(笑)。

【平出】私も今回のアルバムでは、これが一番好きです。曲的には一番、普通なのだけど…。

【やなぎだ】そうだねえ。一番歌うたってます!という感じがするかも。ダブ・ヴァージョンですか…おもしろそう。参考にして前向きに検討してみます。ダブ・ヴァージョン、リアレンジしてくれる方この場を借りて募集しちゃいましょう。
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