第1回は、sucre(シュクレ)。以前、ELEKTELの記事でその所属レーベルとして紹介したのですが、今回、レーベルに焦点を当てて、新たな情報を加えて書き直しました。sucreは、2002年にスタートした甘い音色、甘いコード、甘いフレーズをテーマに作られたレーベル。姉妹レベールとしてripple (リプル)とsucre homme (シュクレ・オム)も予定されています。
仮想建築のためのサウンドトラック
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)最初に紹介するのは、2003年5月9日にリリースされた『VA~仮想建築のためのサウンドトラック』という11組のアーティストが参加した架空サウンドトラック。「建築博覧会」をテーマにつくられた楽曲、そしてテーマごとにデザインされた13種類のジャケが用意されています。飾れるCDです。サウンド的にはエレクトロニカとガール・ポップが交差するエレクトロニック・リスニング・ミュージック。
01. toneflow:Pre Construction
02. Lamb:Folkways
03. Girls Tape Store:niji
04. Jun-ichi Hoshino:Skyscraper
05. toneflow:tsuioku
06. ELEKTEL:Planet Airline
07. Sonic Coaster Pop:HW 88
08. pictogram color:Instant Trip
09. Melting Holidays:ladybug
10. HI-TECH MATES:Somewhere like a Paradise
11. pianetta:echo theater
12. FOLON:Monika(instrumental short edit)
13. toneflow:Post Construction
ELEKTELは、「モジュラーシティ」をテーマにした「Planet Airline」という曲を提供。曲のイメージはスペースエイジの「Firecracker」。また、ELEKTELのMamikoさんがPianettaとして、初めて正式音源を発表。「echo theater」はとろけるようなスウィートな曲に仕上がっています。Pianettaは、ソロアルバム『Elements』(2003年)をsucreからリリースしています。Pianettaという名前の由来でもあるPianetという楽器で作られたアルバムですが、微妙にやわらかい、どこかノスタルジックな音がアルバム全体を包み込んでいます。
新たに中川未希波をメンバーに迎えたpictogram colorというユニットは、ボッサ風味の「Instant Trip」という曲を提供。実は、2001年の「RENOVATION WAVE vol. 5」での中川未希波のソロ・ライヴ(ジャケ写は会場販売していた『return to the first aqua』)を見て、ずっと気になっていました。ライヴでも元P-MODELの福間創がサポートをしていましたが、彼女のソロのプロデュースも手掛けています。
他、キャッチーでラヴリーな楽曲に才能を感じるMelting HolidaysやMinty Fresh Japanより『I'm in mood』を既にリリースしたGirls Tape Storeも収録。