スーパースターもマッシュ・アップ
グラム時代からのスーパースター、デヴィッド・ボウイが、自らの公式サイトで自分の曲のマッシュ・アップを公募し、コンテストを行いました。何千ものエントリーの中から、「She´ll Drive the Big Car」(アルバム『Reality』より)と「Shake It」(アルバム『Let's Dance』より)をマッシュ・アップしたも「Big Shaken Car」を作った18歳のカリフォルニアン、David Choiにグランド・プライズとしてアウディTTクーペが贈られました。この動きには、賛否両論があるようです。ボウイのような有名人がこのアンダーグラウンドなムーヴメントを認知させた功績は評価したいですが、やはりボウイ自身の曲のみによるマッシュ・アップというのは、異種のものを組み合わせる醍醐味に欠けており、マッシュ・アップの王道からは外れているでしょう。◆bowieNet
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
スーパースターと言えば、マドンナ。彼女のファン・サーヴィス的ミニアルバム『Remixed & Revisited』(2003年)ですが、Jason Nevins(ニューウェイヴやポップ系を多く手がけている)やMount Sims(エレクトロクラッシュ系)、Headcleanr(ロック系)によるリミックスに加えて、GAPのCMで使っていたミッシィー・エリオットとのコラボでもある自己マッシュ・アップ「Into The Hollywood Groove」(「Into The Groove」X「Hollywood」)やクリスチーナ・アギレラとブリトニー(もっと抗争してほしい)とミッシィーとのMTVでのマドンナ・メロディーなんかを収録。
『DJs are not Rockstars』(2004年)は、セクシー★ジャケを連発しているPrincess Superstar姐さんの変名マッシュ・アップ作品集。はせキョ☆スーパースター(何それ?と言う方は、日記を読んでください)を生み出すきっかけともなったNYC出身のセクシーお姐さん。ジャケは、家内制手工業っぽくCD-R。でも、bounce誌でレヴューしていたんですよね。ネタとしましては、かなりかなりかなり2 many dj'sで、PeachesやMiss Kittinなど被っているネタも多いのが、これまたご愛嬌。ちょっとヒップホップしているのが、彼女の特徴と言えばそうなんですが。インパクト的には、「Like A Big Virgin」がイメージどおり。最後は、このマッシュ・アップをしたのがDJヘルだという誤報もあったのですが、ラスト曲は、DJヘルがリミックスした彼女自身のセクシー・エレクトロ・チューン「Do It Like A Robot」。彼女のオフィシャル・サイトから買えます。
『Mixes Your Life』は、DJs are not Rockstarsではなくて、Princess Superstar名義のマッシュ・アップCD-R。ジャケも自分でプリントアウトしたのか、かなりショボかったりする。マッシュ・アップ的には、ヒップホップなLynyrd Skynyrd(レイナード・スキナード)の「Sweet Home Alabama」から始まり、Black Sabbathやビートルズの「Something」のネタなんかも登場するんですが、『DJs are not Rockstars』と比べると、習作的な内容です。
◆Princess Superstar