ロス出身のサイケ系バンド、ミュージック・エンポリアムのアルバム『Music Emporium』(1969年)に収録の「NAM MYO RENGE KYO」。ローリング・ストーンズ的曲調に木魚ビートで「南無妙法蓮華経~♪」。まぁ、これも日本語か。
UK NEW WAVE Renaissance 2004シリーズとして再発されたザ・スリッツの『The Return Of The Giant Slits』(1981年)は、アフロ・ファンク・ダブ・パンクな実質セカンド・アルバム。80年代に著名グラフィック・デザイナーとなるNeville Brodyのジャケも格好いいし、「Earth Beat(大地の音)」の日本語版を収録。日本語で聴いても、「葉っぱだってゼイゼイ」とか歌詞の意味は不明なんですが、そんな事はいいでしょう。
耽美系ニューウェイヴな世界を追求したレーベル、4ADのオーナー、アイヴォ・ワッツの4ADオールスターズ的プロジェクト、ディス・モータル・コイル(This Motal Coil)。サードにしてラスト・アルバム『Blood』(1991年)には、一部日本語ソング「Bitter」を収録。コウヅ・イクコという日本人が歌っているで、厳密に言うと海外アーティストではないですが・・・
ギターレス・ポップ・トリオ、ベン・フォールズ・ファイヴ(Ben Folds Five)の「金返せ」は、自らの経験を元に奢らせたあげく逃げた女への怨念ソング「Song For The Dumped」の日本語ヴァージョン。元々は英語曲だったのが、日本語化したものらしい。セカンド・アルバム『Whatever And Ever Amen』(1997年)に収録。
意外とあるもんでしょ、日本語ソング。予定していなかった第4回へと続く。
Special thanks to:荒純也さん、ビターさん、egさん、さとるさん、maruさん、zunbaさん
【変なものコレクション】
◆日本語で歌う洋楽~第1回
◆日本語で歌う洋楽~第2回
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