テクノポップ/テクノポップ関連情報

変なものコレクション~Part 3 日本語で歌う洋楽~第3回(2ページ目)

映画『オースティン・パワーズ』で、ロボト社という架空の日本の会社も作り上げたスティックスの「ミスター・ロボット」。あの大御所からピチカート・ファンまで、日本語洋楽が炸裂の第3回。金返せ!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

イェ・イェ(Ye-Ye)は、タヒチ80の元キーボーディストもメンバーのピチカート・ファイヴの影響も見受けられるパリ発渋谷系エレポップ・ユニット。アルバム『Two Brains For Feet』(2003年)に収録の「A Summer In Saint Vallery」は、日本語の教科書を読み上げたような歌詞。「あいうえお かきくけこ」・・・ ピチカートって日本語で歌っている割には、海外で人気がありますが、そのセンスに近いのかも。

フレンチ・ヌーヴェル・ポップ

日本語ソングを歌うガイジンそのものがコンセプトになっている確信犯、Gaijin a Go-Goのアルバム『HAPPY-55-LUCKY』(2003年)。Kinki Pajamamotoという日本人が入るから、純粋にガイジン・バンドではないですが、他のメンバーは長身モデルのKiku Kimonolisa、Saiko Mikan、Mikasa S. Sukasa、Tatami Mattという怪しい名前の5人組NYパーティー・バンド。「SKEBE BABY」「TEMPURA MENTAL」「WASABI MAN」とか分かりやすいタイトル。The B-52's meets Pizzicato Five in Japanese pop culture?

通称マニックスことマニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)は、アルバム『This Is My Truth Tell Me Yours』(1999年)で「Tsunami」というタイトルの東洋旋律の曲をやっています。大ヒットしたサザンの「Tsunami」と同じタイトルで、確かに「津波」は日本語で、「ツナミ、ツナミ」と歌っていますが、Googleの英語で「Tsunami」を検索すると約619,000件出てきますので、ほとんど英語化しているので、これは微妙。

S-エキスプレスと並ぶアシッド・ハウスmeetsエレクトロ的ボム・ザ・ベース(Bomb The Bass)。この辺りって、これから再評価されるような気がします。アルバム『Into The Dragon』(1988年)に収録されていた「Don't Make Me Wait」では、日本語で「どうぞ」と曲紹介。ただ、それだけなんですけどね。『Beat Dis: The Very Best Of Bomb The Bass』(1999年)にも収録。
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