こちらは、ほとんどエレクトロクラッシュ的と言いたい、コスモ・ヴィッテリ(Cosmo Vitelli)の『Clean』(2003年)。プロデューサー、リミキサーとして活躍するBenjamin Boguetのソロ・プロジェクト。コスモ・ヴィッテリとは、 ハリウッドのSunset Boulevardにあったストリップ・クラブのオーナーの名前。「Party Day」では、80年代エレクトロポップ、具体的に言えば、Visageの「Fade To Grey」に明らかにルーツを感じ、「Robot Soul」「People Should Think, Machines Should Work」「Be Kind To The Machines」などの曲では、クラフトワーク~ゲーリー・ニューマンに通じる機械へのオブセッションを感じ取れる。