パナッシュと同じく日本専属イギリス・アイドル・バンドとして、G.I.オレンジ(G.I. Orange)を紹介しないわけにはいきません。左からマーク、サイモン、カール・ウィットワース三兄弟、そしてゲイリー・ホルト。『Fight Away The Lover(涙でブレイク・アウェイ)』に続く、2枚のシングル『Psychic Magic』(1985年)は、小ヒット。ニューロマというよりパワーポップとして楽しめます。G.I.オレンジというへんてこな名前はG.I.ルックでオレンジ色に髪を染めていた事に由来する。イアン・リッチーがアレンジャーとしてクレジットされているが、デフ・スクール(Deaf School)のイアン? 日本では、大内義昭(藤谷美和子とのデュエット『愛が生まれた日』で後にブレイク)と江尻利行によるデュオ、DU-PLEXが笹路正徳のアレンジで「サイキック・マジック」をカヴァー。
◆80年代オムニバス・ブーム!(G.I.オレンジも収録)
日本盤も出ていたから、知っている人もいるかもしれないVitamin Z。デビュー・アルバム『Rite Of Passage』(1985年)に収録の「Burning Flame」のプロモ・ヴィデオを何度か見た覚えがあるので、そこそこ知名度があったのかも。左から、ヴォーカルのジェフ・バラデール、ギターのデヴィッド・ローズ、ベースとキーボードのニック・ロックウッド。デヴィッドはなかなかの男前系。「Burning Flame」でほとんど消えてしまったのですが(セカンド・アルバムも1989年に出してるんですけどね)、ジェフの独特のハスキーなヴォーカルとメローなエレポップが印象的でした。
90年代ですが、一つ追加します。90年代のアメリカにおいて新人エレポップ・バンドがチャート・インするという事は、なかなか大変なことです。その偉業を成し遂げたのが、コーズ&エフェクト(Cause & Effect)。彼らのシングル『You Think You Know Her』は全米トップ40となる。この曲は、日本盤も出たジャケ写のアルバム『Another Minutes』(1992年)にも収録されています。ヴォーカルを聴いて即、判りますが・・・声が哀愁のデイヴ・ガーン。カリフォルニアからやって来た明るいデペッシュ・モードという表現は、誰でも考えつきます。美形の話ですね。ローバト・ロウ(左)、ショーン・ローリ(右)は、両者美形と言えるでしょう。しかし、ショーンは悪い喘息で92年に他界。現在もロバートは、新メンバーとともにバンド活動を継続中。
一応、ジャケで見せられそうな美形のオトコたちは、思いつく限りほぼ紹介しつくしました。ハードロック系なんかにもまだ居そうで、発掘可能だとは思いますが。スクリッティー・ポリッティ(Scritti Politti)や最近休止宣言をしたスウェード(Suede)なども美形認定は出来るのですが、ジャケでの紹介が難しかったので見送りました。次は、多分美形のオンナたち。
【関連リンク】
◆美形のオトコたち~グラム編
◆美形のオトコたち~ニューロマ編
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