70年代~80年代のアイドル・ガール・グループに関しては、新星堂からのフラワー・ポップス・シリーズがお勧めです。その中でも、「ガール・グループ天国(パラダイスと読む)」というタイトルで、Vol. 1~3までリリースしています。一応、セクシー・アイドルがテーマですが、全てがそうだとは言い切れません(何で、よめきんが入っているの?)。フラワー・ポップスというのは、フラワー・チルドレンに代表されるサイケデリックなポップを意味する事がありますが、ここでは単にアイドル的な意味で「花=フラワー」なのかな? 多少の言葉遊びもあると思いますが。
こちらは、最初の『ガール・グループ天国』で、ジャケ写はゴールデン・ハーフの対抗馬的存在であったザ・シュークリームのシングル『つらい時代の娘たち』(1972年)から。このグループには、故・清水クーコ(クーコ&エンジェルスとしても活動)やホーン・ユキ(「傷だらけの天使」にも出ていた元祖巨乳アイドル?)、甲山暁美(現在もモデルとして活動)、谷上いく子(→南麻衣子→北原由紀)も在籍しました。よく聴けば、ソウルフル。
僕が発掘できていないだけかもしれませんが、70年代に於いて、他にセクシー・ガール・グループと呼べるのは、露出度はさておき、お姉さん系ドレミファン(「わたし半人前」はRaCCo組が後にカヴァーしましたが、オリジナルは渚まゆみ?)ぐらいでしょう。国民的アイドルのピンクレディー、関西系アイドルのラブ・ウィンクス(後にラブ・ウィングス、そしてメンバーの平田和子は阪神タイガースのマスコット・ガール、岡田真弓として岡田彰布とデュエット)やテクノ・アイドルのフィーバー(ジャケは1979年のシングル『ユー・アー・セクシー』)なんかは、お色気程度はあったかも知れませんけど。でも、キャンディーズやその他のキャンディーズ・フォロワー・トリオ(トライアングル等)に至っては、セクシー度が高いとは言い難い。
では、次は80年代。