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カヴァー曲特集~Part 4 ラジオスターの悲劇~世界大会1(4ページ目)

「ラジオスターの悲劇」の日本大会に続き、海外アーティストによるカヴァーを集めた世界大会第1部を行います。バグルズのその後とエレクトロポップ編カヴァーについて。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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アニメ大好き、でも割とカッコイイ、エレクトロ過激派、kid 606です。彼のアルバム『the action packed mentallist brings you the fucking jams』(2002年)に「mp3 killed the cd star」という11分以上にわたるHIP HOPナードコアのような曲なんです。8分を過ぎたあたりで、「ラジオスターの悲劇」がまんまサンプリングされているバスタードポップ。他の曲では、a-haの「Take On Me」やカイリー・ミノーグの「Can't Get You Out My Head」なんかも。というか、カイリーなんてほとんど勝手にリミックスしています。ちなみに裏ジャケには「全ての曲はkid 606が書いたのではありません」とある。やばすぎる確信犯。

『バスタードポップとは?』

Erasureによるオールド・グッド・ポップ・ソングのカヴァー集『Other People's Songs』(2002年)。以前、『ABBA-esque』で大成功を収めたErasureにとっては、以前ほど勢いが無い現状を打破する戦略とも考えられる。原曲がエレポップでない曲のカヴァーが多いのですが、もともとエレポップの「ラジオスターの悲劇」はさらにエレポップ度があがっています(その分、モダンポップ的な部分は希薄になった)。女性コーラスを導入するべきだったと個人的には思います。でも、こうして色々なカヴァーを聴いていると、Erasureって本当に様式がはっきりしているんだな~といまさらの様に納得。

『テクノ・トリビュートto ABBA』

UK盤よりもお得なこのUS盤マキシ『Solsbury Hill』 は、8曲入り。タイトル曲は、ピーター・ガブリエルですね。そして、「ラジオスターの悲劇 - 37B Mix」も収録。基本的なアレンジは同じです。意味不明としか言いようの無いアンディとヴィンスも出演している台詞なし短編フィルム『Dr Jeckyll and Mistress Hyde』も見れるぞ。

世界大会第2部へと続く。

【関連リンク】
『ラジオスターの悲劇~日本大会』
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