【セクシー度】★★★★
時間帯によるオン・エア制限がかけられた全英一位に輝いた『Kiss Kiss』のプロモ・ヴィデオは、技ありでした。でも、その後のプロモでは路線変更。「Mステーション」に登場したホリー・ヴァランスは、矢口の横でセクシーな笑みを浮かべていまいた。矢口の横にいるとかなりでかく見えるホリー・ヴァランス。「Kiss Kiss」のヴィデオで下着を着ていたこともばらしていました。着ていなかったと最後まで言い張ってほしかった。そうだと最初から分かっているけど...だから★は5から4へと減点。
【ディスコ度】★★★
『Kiss Kiss』は、トルコのマイケル・ジャクソンことタルカン(Tarkan)のヒット曲『Simarik(Chu!Chu!は恋の合言葉)』(1997年)〔ジャケ写は2001年のアルバム『Simarik』〕をカヴァー曲。さまざまな国の人たちにカヴァーされており、日本でも子供たちのアイドル速水けんたろうが、シングル『Chu!Chu!は恋の合言葉』(2000年)としてカヴァーしています。
「Simarik」はいつの間にか「Kiss Kiss」に成ったわけですが、シカゴのセクシー系シンガー、Stella Soleilがアルバム『Dirty Little Secret』(2001年)で「Kiss Kiss」というタイトルでカヴァーしてます。ホリー・ヴァランスの「Kiss Kiss」は、オリジナルのタルカンを支持する人たちには評価が低いようですが、中近東エスノ・エレクトロ・ディスコとしての切り口は評価したいです。「Down Boy」は、明らかに中近東路線です。
【リヴァイヴァル度】★★
アルバム収録の「Cocktails And Parties」やシングル「Naughty Boys」には、エレクトロの息吹が多少感じられますが、アルバム全体として中近東ディスコにR&Bっぽいポップ曲で埋め合わせた印象です。
イメージほど、カイリー度は高くなかったホリー・ヴァランス。現在、新作へ向けて充電中。まだ、あるぞ相似形。
◆Holly Valance | The Official Website