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つみきみほに続く、「Myこれ!クション」シリーズをもう一枚紹介します。牧瀬里穂の1枚のアルバムと5枚のシングルからの全曲を収録した究極のベスト・アルバム『牧瀬里穂 ベスト』(2002年)。つきみみほと同じく、牧瀬里穂も歌唱力の人ではありません。なお、「Myこれ!クション」シリーズから5月21日に『ソフトクリーム BEST』が発売。教授や佐久間正英が関わったテクノ歌謡的作品を収録した貴重なCD化です。
01. Miracle Love(1stシングル)
02. あいたい気持ち I dream you(1stシングルc/w)
03. ささげたい,あなたに…(2ndシングル)
04. 心が眠る海~Heart in blue~(2ndシングルc/w)
05. 涙のパラシュート(3rdシングル)
06. 偶然のオペラ(3rdシングルc/w)
07. 遅いサンタクロース(4thシングル)
08. 思い出は笑いましょう(4thシングルc/w)
09. 誰にも明日はやって来る(5thシングル)
10. 唇の契約書(アルバム「P.S. RIHO」)
11. RIHO(アルバム「P.S. RIHO」)
12. 恋におちて(アルバム「P.S. RIHO」)
13. 国境に近い愛の歌(アルバム「P.S. RIHO」)
14. 雨(アルバム「P.S. RIHO」)
15. キャンセルされたプライバシー(アルバム「P.S. RIHO」)
16. クリスマスが来れば(アルバム「P.S. RIHO」)
17. いつも そばにいて(アルバム「P.S. RIHO」)
侮れない深津絵里で紹介しましたように、牧瀬里穂は、1989年度のJR東海シンデレラエクスプレス・ガールです。牧瀬里穂は、「わたし、帽子もかぶって精一杯おしゃれして来たの」という感じの全然すれていない少女がとてもお似合いです。
牧瀬里穂と言えば、1990年に公開された市川準監督・脚本、吉本ばなな原作の映画「つぐみ」です。健気な中嶋朋子と対照的な病弱なのに悪魔のような牧瀬里穂。「このままぽっくり逝った方がせいせいするんだろ!!」と捨て台詞を吐く嫌なやつなんだけど、一途な思いの実は健気な少女。ちなみに、サントラ(ジャケ写)は、市川準監督作品とも名残が深い元チャクラの板倉文です。
1991年10月30日に牧瀬里穂は、シングル『Miracle Love』で歌手デビュー。作詞・作曲ともに竹内まりや(編曲はMy Little Loverの小林武史)で、自らもシングル『マンハッタン・キス』でセルフ・カヴァー。古くはアン・ルイスの「リンダ」、河合奈保子の「けんかをやめて」 、比較的最近では広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」と並ぶ、彼女のアイドル提供曲としての代表作と言えます。アイドル歌謡に洋楽ポップスのエッセンスを感じさせるのが彼女の作風ですね。また、岡田有希子にも一番多くの曲を提供したのは彼女です。
牧瀬里穂の場合、「つぐみ」での女優以前はCMタレントとしてのイメージが強かったので、正式に歌う女優と呼べるかは微妙ですが、デビューしたての新人としては31万枚を売り上げた(でも、オリコン4位)珍しい女優ポップスのヒット曲です。郵便貯金や三菱電機CMともタイアップ。カップリングの「あいたい気持ち I dream you」でも、大貫妙子が作詞・作曲と力の入れようが伝わります。
次のページでは「マセキ里穂」から。