『Behind The Mask』はクインシー・ジョーンズの耳にとまり、マイケル・ジャクソンがアルバム『Thriller』でカヴァーするつもりだったのですが、ロイヤリティについて折り合いがつかず(クリス・モスデルのインタヴュー記事によると、カヴァーであるにもかかわらずマイケル側が自分で手を加えた事により50%のロイヤリティを要求した)流れてしまった。

しかし、マイケルのバンドでキーボードをしていたGreg Phillinganesが、アルバム『Pulse』(1984年)でこのマイケル・ヴァージョン『Behind The Mask』を収録。12インチ・ヴァージョンもあります。オムニバス・アルバム『Big 12 Inches: Groovin You』にも収録されています。

そして、Greg Phillinganesがエリック・クラプトンのバックバンドのメンバーであった事もあり、スロー・ハンドことエリック・クラプトンは、『Behind The Mask』のカヴァーをアルバム『August』(1986年)に収録しました。このようなビック・アーティストがYMOを認めている事は嬉しいわけですが、僕はYMOのオリジナルの方が好きですね。

教授の『Behind The Mask』のマイケル・ヴァージョンを元にしたセルフ・カヴァーは、6曲入りミニアルバム『Behind The Mask』(1987年)に収録されています。『Media Bahn Live』(1986年)にもライヴ・ヴァージョン収録。

今ではあまり語られませんが、教授は1995年のavexのライヴ「TK DANCE CAMP」で『Behind The Mask』を小室哲哉といっしょにやっています。The Human LeagueもAlfaの企画アルバム『YMO vs THE HUMAN LEAGUE』(1993年)でマイケル・ヴァージョンをカヴァーしてますね。

今回紹介できませんでしたが、全国公募によって出来上がった『SOILD STATE SURVIVOR』を全曲、曲順通りに収録した謎のカヴァー集が存在します。残念ながら正式リリースはされていません。次は、『PUBLIC PRESSURE』からです。

【関連リンク】
『YMOの遺伝子~第1回』
『ピストルズを呼べ! そしてYMO』
『COMPACT OMY』

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。