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アーティスト・インタヴュー~Part 15 ELEKTEL~未来型電子ポップ(4ページ目)

未来型電子ポップ・ユニット、ELEKTELは『Space Travel with Teddybear』をひっさげて12月20日にアルバム・デビュー! ELEKTELの3人にインタヴュー。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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――モンド、フレンチ、テクノポップから幅広い音楽嗜好を持たれていますが、ELEKTEL活動以前は、何か音楽活動をされていたのでしょうか?

打ち込みそのものはMIDI規格ができる前のCV/GATEの時代からやっていましたが、アルバイトでMIDIデータの打ち込みなどをしていたくらいでした。その後、Webサイトのフレンチポップに関するコラムや公開していた楽曲などをサエキけんぞうさんに評価をしていただき、ダンサーのレイさんとともに99年の「ゲーンスブールナイト」に出演した頃から本格的に音楽活動を再開しました。

――polymoogさんというとMIKADO好きというイメージなんですが、MIKADOについて語ってください。

MIKADO大好きです! 特にクレプスキュール時代の12インチ・シングル! YMOが「散開」した時に、いい音楽はないかと探していたところ、ラジオからMIKADOのCMが流れてきて、その簡素でオシャレなサウンドに叩きのめされました。その後しばらくはクレプスキュールのレコードばかり買っていました(写真はMIKADOの12インチ・シングル『de paris』)。

ELEKTELとは別に、フランス人の女性歌手に楽曲提供したりもしているのですが、あの12インチ・シングルは、こうした活動の原点にもなっています。

――polymoogという名前からして、やはりpolymoogに始まるシンセ関係コレクターなんでしょうか?

よく「POLYMOOG持ってるんですか?」と聞かれますが、残念ながら持っていません(苦笑)。現在では曲作りは殆どソフトシンセだけで行っています。ただし、ライブではMICRO MOOGとMINI MOOGとMOOGのリボンコントローラーを使用しています。シンセではありませんが、ROLANDのボコーダー(トキオ!)も処分せずに手許に残してあります。でも一番のお気に入りは小さくて便利なBass Stationだったりします。

――ELEKTELとして曲を作っていく場合、他のメンバーとどのように作っていくのでしょうか?

ほぼネットでのやりとりだけで進めていきます。私はMac、ウエハラさんはWindowsと制作環境が統一されていないので、MP3、AIFF、WAVEやMIDIデータのやりとりで曲を作っていき、あとはメールやWeb会議システムで相談しながら曲を完成させます。

――今回のアルバムでpolymoogさんが一番お奨めの曲は何でしょう?

まみこさん作曲の『Robot Festa』でしょうか。曲そのものが可愛らしい。アレンジは私が担当しましたが、テーマパークでアトラクションの順番を待っている時にかかっている音楽、という(?)イメージで作りました。
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