テクノポップ/80年代のテクノポップ

帰ってきた80's~Part 1 80年代オムニバス・ブーム!(2ページ目)

80年代リヴィヴァルをさまざまな角度から検証していきます。ビギナーからマニアまで楽しめる80年代オムニバス・アルバム特集から始めます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

そんな柔い80年代では満足できないというニューウェイヴ野郎には...

『DJロマンポルシェ。のNEW WAVE愚連隊 Vol.1(洋楽編1)』(2002年)は、ライナーノーツも充実のロマンポルシェによる超マニアックかつダークな選曲。強引に、Napalm Deathもニューウェイヴ! ロマンポルシェは、ドナ・サマーというよりBronski Beat+Marc Almond版の『I Feel Love』のゲイなカヴァーを披露。

『DJロマンポルシェ。のNEW WAVE愚連隊Vol.3(洋楽篇2)』(2002年)もドロドロに濃い! ロマンポルシェはNew Orderのエレクトロ・ディスコ・アンセム『Blue Monday』の超脱力系へなへなカヴァーをしています。かなり聴き取り不明の歌詞が、ニューウェイヴの真髄です。

テクノ系DJにはニューウェイヴの影響を受けた人達が多いですが、このアンドリュー・ウェザーオールもその一人。彼がコンパイルした『andrew weatherall nine o'clock drop』(2000年)、ファクトリー、ミュート系を中心のマニアックなセレクション。

70年代末期のポップ・グループ、スリッツなどのポスト・パンクも含めたイギリス的ニューウェイヴ・オムニバス『In The Beginning』(2002年)。実験的だったころのヒューマン・リーグも。
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