テクノポップ/テクノポップ関連情報

アーティスト・インタヴュー~Part 12 秘密のゲリラチャン(2ページ目)

細野晴臣先生・主宰のdaisyworld discsのコンピ『Strange Flowers』(4月3日発売)に参加した、ゲリラチャンが登場です! みんな、ゲリラミンを飲んで元気になろう。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

――で、なんでゲリラチャンなのかいまいち分かりませんが、次の質問です。お二人ともクラフトワークを好きなアーティストとして挙げてられますね。お二人はまだ、お父さんとお母さんがクラフトワークをリアルタイム聴いていてもおかしくない年齢ですよね。1980年前後のテクノポップ。ブームの最中もまだ、赤ちゃんですね。どのようにクラフトワーク初体験をされたのでしょうか?

〔アユミ〕私の生まれた年は1978年、テクノ元年なので、全部後追いです。クラフトワークは知人が教えてくれました。CDで聴いて好きになり2、3年前に来日した時コンサートに行ったんです。ライブを観てかなりやられました。YMOも友人に教えてもらいました。プログレは本を買って勉強しました。

〔カホリ〕クラフトワークのライブはホントやばかったです。テクノおじいちゃんズ! 演出もすごく凝っていてやられました。

――お二人ともクラシックピアノ出身だそうで、そこからどのように電子楽器に転向していったのでしょう? 最近お気に入りの電子楽器又はトイ(おもちゃ)等ありましたら、教えてください。

〔カホリ〕「ピアノの先生になるのはお似合いじゃないな!」と思い、ちょっとしたキッカケで電子のヒトになりました。でもホントは今でも電子は苦手です。お気に入りオモチャは集音器です。すてきなフォルムなんですよ。見た目重視なんで。

〔アユミ〕トイざラスで買った音の出るピストルと、ビンゴボンゴという3つパッドがついているおもちゃがお気に入りです。クラシックピアノは本格的にやっていた訳じゃなかったんですが、何か演奏する事に面白みを覚えていったんです。でもキーボーディストに憧れがなく、自分で完結できる電子音楽にすごく興味を持ったんです。協調性が無いので人数が少ないのも魅力的でした。

――ゲリラチャンのライヴはどのような出し物があるのでしょうか?

〔アユミ〕おもちゃを並べて演奏してます。たまに踊ったり、衣装は安くてかわいい物を着ています。

〔カホリ〕チープで衣装も踊りも洗練されてないかんじでやっています。声にはリアルタイムでエフェクトをかけて、俗っぽくならないように。でもショボく。あとは教育番組を意識したちょっとした出し物みたいのをやってます。
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