まもなく入学・進級のシーズンということで、「お子様向け」のテーマでやってみます。僕の狙いとしては、YMOを聴いた世代の中にも、ちょうど小さな子供達がいる人も多いのではないかと。ティーンエイジャーからお年寄りまで、結構童謡系が好きな人も多いはずでは?
『おさかな天国』は、1991年に全魚連中央シーフードセンターが、カセットテープで配布した、おさかなのプロモ曲のようなものです。スーパー・マーケットのおさかな売り場なんかで、「さかな、さかな、さかな、さかなを食べると…」繰り返しかかっているので、知らない内に耳に焼きついている人も多いのでは? 僕の近所のスーパーのおさかな売り場でも、ちゃんとかかっています。1996年には、通販のみでCDシングルとしてリリース。1998年には、関西ではやけに視聴率が高い『探偵!ナイトスクープ』で、紹介され、一部では話題となる。
amazon.co.jpでCDを買うにはジャケか下線タイトルをクリック!
その後も、ネット上で、マニアックな盛り上がり方をしていたみたいですが、10年以上の歳月を経て、ついに童謡系には強いポニー・キャニオンより『おさかな天国』が、3月20日に正式リリースされました。歌っているのは、ヴォイス・トレーナーを本職とする柴矢裕美。
実は、この曲に興味を持った一番の理由は、作曲をしたのが、元ジューシィ・フルーツでギターを弾いていた柴矢俊彦(『そんなヒロシに騙されて』のジャケ写で、一番右の人)であったという事です。お二人は、ご夫婦です。『おさかな天国』は、初日で25万枚まで行ったみたいですが、どこまでブレイクするのでしょうか? これから述べるメガヒットの法則に乗っ取っているので、ミリオンも夢ではない?
歴代のメガヒットした童謡には、食べ物系が多いです。子門真人が1975年に歌った『およげ!たいやきくん』は、450万枚以上売れました。もともと、この曲は、「ひらけ!ポンキッキ」から生まれたのですが、2001年に「ポンキッキーズ」とのタイアップとして、パラパラP-kiesは、 『およげ!たいやきくん~パラパラ2001』というユーロビート・ヴァージョンをリリースしてます。
2002年4月には、エミ&サンフラワー みゆき&サンフラワーというかなり変な名前のユニット(中高生女子+民謡歌手らしい)が『踊れ!たいやきくん』をリリースします。他にも、『およげ!たいやきくん(クラブ・ヴァージョン)』とかもあるようです。
とても蛇足ですが、横山ノック元大阪知事は、1976年に『ガンバレ!たこやきちゃん』を出しています。B面は、『ごめんね たいやきくん』です。