テクノポップ/テクノポップ関連情報

ジャケ美術館~Part 2 外国のロシア構成主義展(2ページ目)

大好評だった(思い込み?)日本のロシア構成主義展に続いて、海外の作品を展示しました。やっぱり、こちらも元祖はクラフトワーク。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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ドイツからニューウェイヴ時代のイギリスに目を移します。

Bronski Beat『Perfect Beat』(1985年)&『C’mon C’mon』(1986年)
オリジナル・メンバーのJimmy Somervilleが、1985年5月に脱退し、Steve BronskiとLarry Steinbachekがオーディションで加入したJon Johnをヴォーカリストに迎えて、放った新生ブロンスキ・ビートのシングル2作です。太鼓たたきマークが、構成主義っぽい。やっぱ、ブロンスキだから?


The Communards『The Communards』(1986年)
そしてファルセット・ヴォイスのJimmy Somervilleは、Richard Colesとコミュナーズを結成。彼の声は、好きな人は好きだけれど、嫌いな人には結構つらいですね。この辺は、ゲイ・カルチャーとエレポップの深い絆を感じさせます。色使いが構成主義っぽい。やっぱ、共産主義者(コミューナーズ)だから?

DATA『2-Time』(1983年)
Dataは、無国籍風モダンポップとしてカルト的人気を誇るSailor(メンバーのPhilip Picketは、後にカルチャー・クラブで一世を風靡)のGeorg Kajanusが時代の流れに乗って結成したテクノポップ・バンド。

Sailorは、ソニーの洋楽秘宝館からも再発などがされ、そこそこの再評価がなされているわけですが、このDataはほとんどCD化もされず(1995年にスウェーデンでベスト盤がCD化されたのみ)、無視されています。当時、日本でアナログとしてリリースされたのも、このセカンド(サードで終わる)のみ。なお、Georg Kajanusは、元EXの梅林茂のソロ・アルバム『バザール』に参加しています。

Nitzer Ebb『THAT TOTAL AGE』(1987年)
MUTEレコードのデペッシュ・モードっぽいEBM(エレクトリック・ボディ・ミュージック)バンド。歯車、☆、金槌、色使いからしても構成主義のお手本。
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