ドイツからニューウェイヴ時代のイギリスに目を移します。
Bronski Beat『Perfect Beat』(1985年)&『C’mon C’mon』(1986年)
オリジナル・メンバーのJimmy Somervilleが、1985年5月に脱退し、Steve BronskiとLarry Steinbachekがオーディションで加入したJon Johnをヴォーカリストに迎えて、放った新生ブロンスキ・ビートのシングル2作です。太鼓たたきマークが、構成主義っぽい。やっぱ、ブロンスキだから?
The Communards『The Communards』(1986年)
そしてファルセット・ヴォイスのJimmy Somervilleは、Richard Colesとコミュナーズを結成。彼の声は、好きな人は好きだけれど、嫌いな人には結構つらいですね。この辺は、ゲイ・カルチャーとエレポップの深い絆を感じさせます。色使いが構成主義っぽい。やっぱ、共産主義者(コミューナーズ)だから?
DATA『2-Time』(1983年)
Dataは、無国籍風モダンポップとしてカルト的人気を誇るSailor(メンバーのPhilip Picketは、後にカルチャー・クラブで一世を風靡)のGeorg Kajanusが時代の流れに乗って結成したテクノポップ・バンド。
Sailorは、ソニーの洋楽秘宝館からも再発などがされ、そこそこの再評価がなされているわけですが、このDataはほとんどCD化もされず(1995年にスウェーデンでベスト盤がCD化されたのみ)、無視されています。当時、日本でアナログとしてリリースされたのも、このセカンド(サードで終わる)のみ。なお、Georg Kajanusは、元EXの梅林茂のソロ・アルバム『バザール』に参加しています。
Nitzer Ebb『THAT TOTAL AGE』(1987年)
MUTEレコードのデペッシュ・モードっぽいEBM(エレクトリック・ボディ・ミュージック)バンド。歯車、☆、金槌、色使いからしても構成主義のお手本。