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ジャケ美術館~Part 2 外国のロシア構成主義展(3ページ目)

大好評だった(思い込み?)日本のロシア構成主義展に続いて、海外の作品を展示しました。やっぱり、こちらも元祖はクラフトワーク。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

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Scraping Foetus Off The Wheel『Hole』(1984年)&『Nail』(1985年)
オーストラリア出身のFoetusことJ. G. Thirlwellの実験的インダストリアル系プロジェクト。上記のアルバムのように変名でもリリースしている。Foetusのアルバムのアートワークは、上記以外にも力強い構成主義的な作品が多いの必見。

ハイ・ラマズ『Snowbug』(1999年)
コーネリアス等ともコラボレーションをしている音響系ハイ・ラマズにも構成主義ジャケがありました。

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NASA『Remembering The Future』(2000年)
しつこく再三にわたり、紹介しているスウェーデンのNASAです。エル・リシツキーを父に、石野卓球の『stereo nights』を弟にもつ、ロシア・アヴァンギャルドの重要な技法でもあったフォト・モンタージュを使ったジャケ。カヴァーにはElin Mellbrand、フォトにはLars Torndahl、アート・ディレクションにはNASAのメンバーでもあるPartik Henzelがクレジットされています。

NASA『Nexterday』『Back To Square One』(2000年)
この2枚は、上の『Remembering The Future』にも収録のシングル(両方ともアルバム未収録のイケテルREMIXがあるので買う価値あり)です。『Back To Square One』のジャケは、アルバムと同じ面子で作られた用ですが、『Nexterday』にはクレジットなし。

特筆すべきは、『Nexterday』のジャケは、ほとんどステンベルク兄弟のポスターであることです。ステンベルク兄弟は、ロシア人の母、スウェーデン人の父であった。この辺が、影響しているのでしょうかね。

実は、まだロシア構成主義的(または構成主義の影響下にある)ジャケはあります。ニュー・オーダー等も手掛けたイギリスを代表するスリーヴ・デザイナー、ピーター・サヴィルの作品なんかも。イタリア未来派もいずれ、特集したいです。現在仕入れておりますが、ジャケがまだ十分集まっていないので、またの機会に。
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