テクノポップ/YMO関連

YMO周辺~Part 2 スネークマンの蛇足(2ページ目)

文字通り、これはスネークマンが残してくれた蛇足のようなものです。同時にスネークマン・ショー関連リリース速報も!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

明るい家族計画
今は亡きユピテルレコードから1983年にリリースされたかなりレアなオムニバス・アルバムです。MENU(現在Mean Machineで活動しているちわきまゆみが裏声で歌っていたテクノポップ・バンド)、原マスミ(女声のテクノ・フォーク・シンガー)、太洋民技(読み方不明の謎のグループ)の曲間にB級スネークマン・ショーと言いたいギャグが挿入されています。

「ためいきプロデュース」(なんなの?)として、山田道成がクレジットされています。80年代の洋楽エレポップ~ニューウェイヴ・アルバムを買っていた人ならご存知のライナーノーツを一杯書いていた音楽ライターですね。

最近、日本のガール・パンク・トリオ、eX-Girlの『バック・トゥ・ザ・モノケロ』(Mの『Pop Musik』をカヴァー)でライナーノーツを買いてられるのを読んで、懐かしくなりました。

ヤマアラシとその変種
このCDは最近Yahoo! Auctionで落札したものです。『ヤマアラシとその変種』(1990年)は、KERALINO SANDROVICHことケラがプロデュースしたスネークマン・ショー的アルバムです。

ケラは、有頂天、Les Long Vacation(予告されていた2001年の復活はならず!)、シンセサイザーズと活動し、インディー・レーベルとして一世を風靡したナゴムの創設者ですね。詳しくは、平田順子著『ナゴムの話』をぜひ読んでください。

鈴木慶一がサウンド&エフェクト・プロデュース、ギャグ・パートは大人計画、健康、斎木しげる、Z-BEAM、爆笑問題、ビジバシステム、松尾貴史で、音楽パートは、あがた森魚、遠藤賢司、大槻ケンヂ、桐島かれん、ケラ、ちわきまゆみ、The Beatniks、パンタ、ヒカシュー等と豪華な面子で構成されています。同じくケラがプロデュースした『東京ポーキュパイン・コレクションvol.1フィーチャリングT.P.S.』(1993年)も同じ路線のアルバムです。

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GEISHA GIRLS
教授とテイ・トウワが手を組んでダウンタウンをプロデュースした『THE GEISHA GIRLS SHOW』。小室哲哉(『炎のミーティング』)とボアダムス(『NAGOMI』)も参加。ギャグに関しては、当時聞いていた時はそれほど違和感がなかったのですが、今聴くとちょっと風化した感じがします。

ギャグ・アルバムの定番とも言えるラップ曲『Blow Your Mind』では、大阪パフォーマンス・ドール(太陽とシスコムーンの稲葉貴子も在籍)又はWEST END x YUKIのユキちゃんが参加。あまり意味のないリミックス・ミニアルバムも2枚リリースされています。
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