お祭企画でお茶を濁していた感もあるモーニング娘。、8ヶ月ぶりの新曲『ザ☆ピ~ス!』がリリースされました。ダンス☆マン王道とも言えるファンキー・ディスコ・チューン。出だしの部分は、Toni Basil(David BowieやTina Turnerのダンスの振り付けもした夏先生のような人)の82年のヒット曲『Mickey』を思い出します。『Mickey』自体、The Knackの『マイ・シャローナ』に似ていたりもします。
トリビュート to モーニング娘。
2001年7月、かって考えられない企画が、実現した(らいいな)。Eric Craptonが『Behind The Mask』を、Human Leagueが『君に胸キュン』(悲しいですよ、これ)等のYMOカヴァーしましたが、世界で隠れて愛聴されているモー娘。へのトリビュートが世界の豪華アーティストによって完成した(らいいな)。
01. Bananarama:LOVEマシーン
カヴァーの女王、Bananaramaが、カヴァーのカヴァーを引用した曲のカヴァーをするという訳の分からない展開に。アレンジは、ABBAの『恋のウォータールー』のカヴァーと同じDubstarのSteve Hiller。オリジナルにグラム・テイストが加わり素敵です。
02. The Knack:愛車ローンで
最初は、この曲を聴いて『マイ・シャローナ』じゃないかと、ちょっと腹を立てていたLAで今も活動しているらしいThe Knackのメンバーですが、このお陰で日本でのセールスが伸びている事が判明し、態度を豹変。原曲にさらに磨きをかけたパワーポップ・チューンに。「亜衣、亜衣、亜衣…シャローナ」と加護亜衣への賛歌となる。これが起爆剤となり、リマスター復刻盤CDもリリース(これは、ほんと)。
03. B.E.F. featuring James Brown:DANCEするのだ!
Heaven 17の母体となったBritish Electric Foundationこと、B.E.F.がファンクの本家James Brownをフィーチャーしてファンキー・エレポップ・チューンに磨きをかけた自信作。DANCE絡みでDavid Bowieの『Let’s Dance』 がサンプリングされています。
04. ELO Part III:乙女 パスタに感激
Olivia Newton Johnの『ザナドゥ』をセルフ・カヴァーしたJeff Lynneが、永井ルイのアレンジに感心して、Richard Tandyの協力(最初は渋ったらしい)の下、カヴァー断行。ELOオリジナル・メンバーのBev Bevanがクレームしたため、ELOのオリジナル名は諦め、ELO Part IIIして発表。次は、Puffyの『アジアの純真』を計画中。
05. Kraftwerk:ふるさと2001
『Electric Cafe』のジャケにも通じる生首ジャケがたいそう気に入ってしまったラルフ&フローリアンは、『EXPO 2000』に続く、新作として『ふるさと』のインスト・ヴァージョンをクリング・クラング・スタジオで極秘に製作し、世界中の困惑を招く。クラブ対応12インチ・シングルもリリース。これが契機になって来日も検討中。
06. Smile d.k.:ちょこっとLOVE(PETIT LOVE)
これだけ、本当にリリースされてしまった、いまいち可愛くないデンマークのユーロ・ダンス・ユニットによるカヴァー。Gary Parlmannという人が訳詞を担当。Dancemaniaな貴方のためのカヴァー曲。うーん、でもSmile d.k.はちょっと小物で豪華アーティストとは言い難い…。